鉄瓶さんの故郷五位堂駅周辺!子ども時代から通うお寺やオープンしたてのカフェを紹介!

毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」では「ここナラええやん」と題して、笑福亭鉄瓶が「ここやったら行ってみてもええやんかぁ」と思うオススメスポットを独自の目線で紹介します!

※この記事は1月26日(金)に放送された内容です。

今回訪れた近鉄五位堂駅は、なんと鉄瓶さんの地元!まずは鉄瓶さんの母校・五位堂小学校のそばを歩きます。

五位堂小学校は今年で開校150年とのこと。

歴史の深さに驚きながら向かったのは「寶樹寺」さん。住職の中村勝胤さんが出迎えてくれました。

寶樹寺も歴史が古く、かつては本堂を仮校舎にして五位堂小学校ができたという、五位堂小学校発祥の地です。

本堂の中に入るとかつて鉄瓶さんが落語会をしていた思い出がよみがえります。そんな鉄瓶さんと縁深い寶樹寺。その歴史はおよそ1250年にもなるとか。江戸時代に復興されたときに迎えたといわれる、平安時代後期に作られた「阿弥陀如来像」がご本尊で、香芝市の指定文化財・第一号となっています。

他にもお地蔵さまの中でも、少し振り返っているような姿が珍しい「見返り地蔵菩薩立像」も。

住職・中村 勝胤さん

「中将姫が當麻曼荼羅を作るために必要な蓮を集めていると、旅のお坊さんが手伝ってくれました。おかげでみるみるうちに集め終わって、これで曼荼羅ができると思ったらお坊さんの姿がなく、探してみると空に雲に乗ってお地蔵様が帰ろうとするところでした。それを呼び止めた時に、振り返った姿を像にしたものです。」

外には祠もあり「雷伏地蔵菩薩坐像」が祀られています。こちらの由来は?

住職・中村 勝胤さん

「五位堂の村に雷が度々落ちていたのですが、ある時、この井戸に雷が落ちてしまいました。そこでお地蔵様がすかさず蓋をして、雷が出してほしいと懇願した時に「これから五位堂の村に、二度と落ちないと約束するのであれば手を貸してやろう」と言いました。すると、雷が「約束します」といったので手を貸して出してあげると、それ以降このお地蔵様のおかげで五位堂の村には雷が落ちなくなった…と。」

それぞれの話に関心しきりの鉄瓶さん。子供のころからなじみのある場所が今も存続し、戻ってきたときに思い出せるような環境があると嬉しいですよね。これからも末永く残っていきますように。

少し歩いて次はJR五位堂駅の近くまでやってきました。歩いていると何やらおしゃれで新しそうなお店を発見しました。「925's cafe」です。

オーナーの西本邦子さんに話を伺うと、2023年の12月3日にオープンしたばかりとのこと。

オーナー・西本 邦子さん

「ここに両親から頂いた土地があって、そこをいかに地域の方に貢献する形で活かせるかを考えた時にコミュニティの場があまりなくて。」

この敷地はもともとは工場だったという話から、懐かしい話に花が咲きます。西本さんが五位堂小学校で鉄瓶さんの先輩だったというお話も…。

925's cafeで楽しめるオススメのメニューをいただきます。まずは看板商品の「925's バーガー」です。

バーガーというと牛肉のパティのイメージですが、豚肉のソテーが挟まっています。バンズからはみ出す彩り鮮やかな赤色はなんと紅ショウガ!ソースと併せると絶品の組み合わせになるという自信作。

一緒に頼みたくなるのは「925'sコーヒー(クッキー付き)」。

こちらもおすすめの一品で、深みとコクが少しあって、苦みがわずかに残ります。鉄瓶さんの好みにぴったりとのことで大絶賛。

最後に「ベイクドチーズケーキ」をいただきます。

少し量が多めの大き目サイズが嬉しいです。濃厚な舌触りに少し酸味があってさわやかさも。

おいしい食事と楽しいお話をありがとうございました!近くにお住まいの方は地域のコミュニティスペースとして、そして遠くの方もおいしい食事やコーヒーを味わいに訪れてみてはいかがでしょうか。

※この記事は取材当時の情報です。

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