部活動の地域移行推進へ協議会 生徒からは好評も人件費の確保などで懸念が 岡山・総社市

岡山県総社市で部活動の地域移行を推進するための協議会が開かれ、人件費の確保に懸念があることなどが報告されました。

協議会には総社市の片岡市長や中学校関係者、地域のスポーツ団体の代表者ら13人が出席しました。

総社市は、2023年度から中学校の一部の部活動の指導を外部の指導者に委託しています。外部の指導者は2023年4月時点で7人でしたが、現在、18人に増えています。

協議会では、「生徒からは好評だが、人件費などの費用を継続して確保できるかに懸念がある」など現状の報告がありました。出席者からは、「企業にも負担をお願いしてはどうか」などの意見が出ました。

市は2023年度、部活動の地域移行に必要な予算として約1500万円を計上しています。

(総社市/片岡聡一 市長)
「総社市の財政と相談となるが、できることはやっていきたい。多くの方々の協力を得て資金提供を受けてやっていく仕組みを作っていくことが課題と思っている」

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