「涙が出た」クロップ監督の退任報道に元リバプールのナビ・ケイタが惜別「父のような人だった」

MFナビ・ケイタがユルゲン・クロップ監督退任についてコメント[写真:Getty Images]

ユルゲン・クロップ監督の退任について、ブレーメンのギニア代表MFナビ・ケイタも衝撃を受けたようだ。イギリス『リバプール・エコー』が伝えている。

これまでリバプールで数多くのトロフィーを獲得し、ファンからも絶大な支持を受けていたクロップ監督。2026年夏までとなっていたリバプールとの契約は延長の噂も流れており、今後もクロップ体制は万全だと思われていた。

しかし、そのクロップ監督はエネルギーの枯渇を理由として、26日に突如として今シーズン限りでの退任を発表。今後1年は休養をとること、プレミアリーグの他クラブで指揮を執りはしないことも声明の中で述べている。

選手やファンにとっても衝撃的な発表となったが、すでにリバプールを去った選手も驚きを隠せなかったようだ。昨夏まで5シーズンにわたってリバプールに在籍していたナビ・ケイタも、フランス『RMC Sport』の取材に応じた際、報せを聞いたときは涙を流したと明かしている。

「僕は普段SNSをやっていないんだ。でも、(クロップ退任について)教えてもらったときは、目に涙が浮かんだよ」

「彼は僕を息子のように扱い、リバプールというクラブに招いてくれた。僕にとっては、父親のような人なんだ。彼の残りの人生がベストであることを祈っているよ」

「少ししたら、彼に手紙を書こうと思っている。人生とはそういうものなんだ。僕たちは偶然にも出会い、失望させられるようなことはなかった。共にトロフィーも手にできたしね」

ナビ・ケイタは2018年7月にリバプールへ完全移籍で加入。新たな8番として高い期待が寄せられながらも度重なる負傷で最後まで本領発揮とはならず、リバプールラストシーズンとなった昨シーズンも公式戦13試合の出場にとどまることに。それでも、クロップ監督との関係は最後まで崩れず、良好なままだったことをうかがわせるコメントとなった。

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