田中弥生・新会計検査院長が抱負 「時宜にかなう報告を」

取材に応じる田中弥生氏=25日、東京・霞が関

 12日付で会計検査院長に就任した田中弥生氏(63)が30日までに報道各社の取材に応じ「時宜にかなった検査報告を出し、財政の審議や予算編成の議論に寄与できるよう努めたい」と抱負を語った。

 田中氏は大学改革支援・学位授与機構特任教授などを経て2019年9月から検査官。検査の質向上を目指し、人工知能(AI)や統計解析に通じた職員を配置する「検査支援室」が22年に設置されたと紹介。従来の検査手法に加え、今後はデータサイエンスを用いた検査が重要になるとの見方を示し「検査手法を磨いていく必要がある」と強調した。

 検査院によると、女性の院長は2人目となる。

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