茶臼山動物園 ウォンバットの「モモコ」が死ぬ【長野市】

長野市の茶臼山動物園で飼育されていたメスのウォンバット「モモコ」が老衰のため死にました。31歳で、雌のウォンバットとしては国内最高齢でした。

モモコは1995年に長野オリンピックの親善大使として、オーストラリアから来ました。
ウォンバットを飼育する動物園は、全国で茶臼山動物園と大阪の動物園の2カ所だけです。
ぬいぐるみのような愛らしい姿で、人懐っこい性格もあり園の人気者でした。
16日ごろに体調を崩し治療していましたが、27日の早朝に息を引き取りました。

■茶臼山動物園ウォンバット担当・樽井奈々子さん
「(モモコは)人間で言えば100歳近い。31歳ということで大往生だった」

モモコの飼育小屋の前には、30日から献花台が設けられました。献花に訪れた長野市内の親子がモモコの写真を見せてくれました。

■長野市から
「見た目もそうだし性格というか、人懐っこいところがかわいいなと思います」

■長野市から
「(20代の娘が)赤ちゃんの頃からずっとウォンバットを見に来ていてもう会えないというのは寂しい」

モモコの飼育室には、花や大好きだったサツマイモなどが置かれています。隣のスペースでは、雄の「ウォレス」が飼育されています。

■茶臼山動物園ウォンバット担当・樽井奈々子さん
「(来園者)一人ひとりにモモコとの思い出があると思いますし、ウォレス君もモモコが居なくなって寂しいということもありますので是非、声を掛けてあげたりですとか、これからも優しく見守って頂けたら」

来月18日まで、献花台や、メッセージを記入するノート、写真の展示スペースを設けています。

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