「サムライの攻撃陣は抑えたが...」GSでは日本撃破も、なぜイラクはラウンド16で敗退したのか。現地メディアが敗因を分析「混乱していた」【アジア杯】

イラク代表は現地時間1月29日、カタールで開催されているアジアカップのラウンド16でヨルダン代表と対戦した。

イラクは45+1分にパスミスから先制点を献上し、1点ビハインドで前半を終えるも、68分にCKからサード・ナティクがヘッド弾を叩き込み、76分にはエースのアイメン・フセインが見事なシュートを決めて逆転に成功する。

しかし、その得点後にフセインがゴールセレブレーションを披露すると、これが挑発行為と取られたのか、この日2枚目のイエローカードを受けて退場処分に。その後チームは終盤に立て続けに2ゴールを奪われて、2-3でまさかの逆転負けを喫した。

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グループステージでは日本を2-1で破るなど全勝で首位通過し、快進撃を続けたイラクだったが、ラウンド16で敗退。アラブメディア『winwin』は、ヨルダンに敗れた理由を以下のように分析している。

「ディフェンスラインは日本戦と同じ4人で挑んだ。サムライの攻撃陣を抑えることには成功したが、ヤザン・アル・ナイマットのスピードを前に何度も深い位置からの攻撃を受け、多くの苦しみを味わった。

またイラクは、これまで中盤が効果的な武器となっていて、さまざまな方法や角度でチャンスを生み出し、グループステージでは常にチームのカギとなっていた。しかしヨルダン戦では、オサマ・ラシードとアミール・アル・アンマリは攻撃で素早い動きが見られず、混乱していた。また守備面も最悪で、適切なサポートができず、ヨルダンの先制点に繋がった」

またフセインの退場については「イラクにとって衝撃だった」と触れ、「フセインは前半は調子が良くなかったが、後半に入ると相手の脅威となり始めて得点した。チームは彼の退場により精神的な影響を受けた」としている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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