2023年の有効求人倍率 4年ぶりに1倍台になるも後半は減少

2023年の有効求人倍率 4年ぶりに1倍台

 2023年1年間の千葉県内の有効求人倍率は1.01倍で、4年ぶりの1倍台となりました。
 とくに「金融業」・「保険業」の求人が増えています。

 千葉労働局が1月30日に発表した、仕事を求める人1人に対して何人の求人があるかを示す、2023年1年間の県内の有効求人倍率は1.01倍でした。

 前の年よりも0・05ポイント増え、4年ぶりの1倍台となりました。

 新型コロナウイルスの5類移行などを受け、求人・求職者の動きが活発化したことなどが増加の要因とみられていて、とくに「金融業」・「保険業」の新規求人数は前の年よりも20%あまり増えました。

 ただ、2023年の後半以降は物価高などの影響で有効求人倍率の減少傾向が続いていて、千葉労働局は「県内の雇用失業情勢は持ち直しの動きに弱さがみられる。物価上昇等が雇用に与える影響に留意する必要がある」という見通しを示しています。

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