電気料金、3月は5社で値上がり LNG価格上昇を反映

 大手電力10社が30日発表した3月の家庭向け電気料金は、北海道と東北、東京、中部、沖縄の5電力が2月と比べ値上がりとなった。火力発電の燃料となる液化天然ガス(LNG)の輸入価格上昇を反映させた。大手都市ガス4社のガス料金は全社で上昇する。

 電気料金の値上がり幅は、中部が133円、東京が72円、東北が47円、沖縄が21円、北海道が7円。関西と九州は、燃料価格の変動を料金に反映する「燃料費調整制度」の上限に達した状態のため据え置く。

 一方で石炭の輸入価格は下落した。料金算定上、比較的石炭価格の影響が大きい北陸は12円、中国と四国は5円それぞれ値下がりする。

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