人命救助への思いを形に 男性医師が千葉県野田市に2億円超「はしご車」寄贈

人命救助への思いを形に 男性医師が千葉県野田市に2億円超「はしご車」寄贈

 人命救助への思いを形にして残そうと、千葉県野田市に住む医師の男性が1月30日、市に約2億2000万円の「はしご付き消防車」を寄贈しました。

 寄贈したのは野田市に住む医師で、都内の民間病院で院長を務める根本暁さんです。

 30日、野田市役所では贈呈式が行われ、根本さんから野田市の鈴木有市長に約2億2000万円のはしご付き消防車の目録が手渡されました。

 野田市内で内科の開業医として活躍した根本さんは、開業医引退後も、都内で病院の院長を務める傍ら福祉や介護関係で後進の指導にもあたっていて、人命救助に役立ててもらおうと今回、はしご車を寄贈しました。

 はしご車は、14階建てのマンションに相当する40mの高さまではしごを伸ばすことが可能で、市内で最も高い高層マンションなどの災害にも対応できるようになるため、市の消防体制が大幅に強化されるということです。

 寄贈されたはしご車は、2024年度中に配備される予定です。

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