スーパー・フジがマックスバリュ西日本と経営統合 新会社の経営計画を発表 2030年度には1兆の売り上げを目指す

愛媛県松山市に本社を置くスーパーのフジは、マックスバリュ西日本との経営統合にともない、3月1日に新会社を設立し、本社を広島に移転します。

新生フジの経営計画が30日、発表されました。

(フジ 尾崎英雄 社長)
「経営統合を通して様々な改革に挑戦し続け、経営ビジョンであります地域のお客様と働く人たちの一層の安心とワクワクを実現していきたいと」

30日はフジと親会社のイオンが会見を開き、フジ・リテイリングとマックスバリュ西日本の経営統合にともない、3月に発足する新生フジの2024年度から3年間の中期経営計画を発表しました。
現在、フジ・リテイリングは105店舗で年間の売り上げは1650億円、マックスバリュ西日本は381店舗で年間の売り上げは5500億円。

統合後の売り上げについて2026年度に8450億円。
2030年度は1兆円を目指していて、既存の店舗の活性化や中山間地での移動スーパーなど3年間で860億円を投資する計画です。

新スローガンは「地元に、新しいつながりを」
イオンの岡田会長は新生フジへの期待を次のように語りました。

(イオン 岡田元也会長)
「小売業で大きな規模でも高い成長を実現できるとすれば、それはもう分権、権限移譲と、地域に密着これしかない。そういう意味でもフジでこの地域をやっていくというのは、理にかなっていうことだと思っております」

本社は松山市から広島市に移りますが、フジ、マックスバリュ、マルナカ、ザ・ビッグの店名は当面、継続するということです。

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