世界4位シナーの四大大会初タイトルをアルカラスらツアー仲間が祝福!ナダルからは「大したものだ。素晴らしいよ」と賛辞も<SMASH>

現地1月28日に行なわれたシーズン最初のテニス四大大会「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)の男子シングルス決勝で、2セットアップから大逆転勝利を収めて四大大会初優勝を成し遂げた世界ランク4位のヤニック・シナー(イタリア/22歳)に、ツアー仲間からも続々と祝福の声が上がっている。

“宿命のライバル”としてシナーと共に次代のテニス界を牽引している同年代のカルロス・アルカラス(スペイン/2位/20歳)は、決勝戦終了直後に自身の公式X(@carlosalcaraz)を更新。トロフィーや拍手の絵文字を添えた上で、「ヤニック、僕もとてもうれしいよ。君は誰よりも優勝に値する! 友よ、この瞬間を楽しんでくれ!」と綴った。

また同郷の先輩で現在は負傷離脱を強いられている元世界6位のマテオ・ベレッティーニ(現124位/27歳)は、シナーの優勝決定後に公式インスタグラム(@matberrettini)のストーリーを投稿。「ヤン(シナーの愛称)、君は全てにおいてチャンピオンだ!」と後輩の偉業を称えた。
そして完全復活を期すあのレジェンドからも祝福の言葉が寄せられた。年明けに約1年ぶりのカムバックを果たすも今回の全豪を左足の故障で欠場した元世界王者のラファエル・ナダル(スペイン/現649位/37歳)だ。

決勝戦後に更新したナダルのインスタグラム(@rafaelnadal)には、イタリア語で「ヤン、大したものだ。素晴らしいよ。(君にとっては)とても良い大会になったね。君の初めてのグランドスラム(四大大会)優勝だ! 君と君のチーム、家族、そして今日君と一緒に勝ったイタリアに心からの祝福の言葉を送りたい」と記した。

まだ22歳とは思えない驚異のメンタルで悲願のメジャータイトルをつかみ取ったシナー。今後も持ち前の力強いプレーで男子ツアーを盛り上げていってほしい。

文●中村光佑

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