石川の全小中学校で登校可能に 来月6日から、輪島は高校利用

 石川県輪島市は30日、能登半島地震で校舎が被災し再開できていない市内の小中7校について、2月6日から県立輪島高の校舎を利用して児童生徒の受け入れを始めると発表した。すぐに通常授業はできないものの、子どもが集える場所を急ぎ整えることにした。県教育委員会によると、これで県内の全小中学校の子どもが登校可能になる。

 市によると、子ども同士の顔合わせや心のケアを実施し、授業も準備ができ次第始める。スクールバスの委託先も被災したため、受け入れ対象は徒歩や保護者の送迎などで通える児童生徒とし、オンライン参加もできる。

 市内には公立小中学校が12校あり、他の5校は既に受け入れを始めていた。

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