31日に行われるアジアカップ・ベスト16で日本代表と対戦するバーレーン代表。
ここでは今大会で着用している最新のユニフォームと 、今となっては懐かしい“圧の強い”かつてのユニフォームをご紹介しよう。
バーレーンのユニフォームデザインは伝統的に国旗色の2色を使い、レッドがホームとなる。
Bahrain 2023 Puma Home
バーレーン代表 2023 Puma ホーム ユニフォーム
バーレーンは2023年1月からPumaとの2度目の契約がスタート。Romai、Macronといったサプライヤーを経て2012年以来のコンビ再結成となった。
2023ホームユニフォームは伝統のレッドを基調とし、全体的にハニカム模様をデザインする。
そのハニカムの一つ一つにバーレーン国旗を落とし込むという実に細かなもので、安易なテンプレートではなくオリジナルを投入するあたりにPumaの意気込みを感じ取れる。
Bahrain 2023 Puma Aawy
バーレーン代表 2023 Puma アウェイ ユニフォーム
アウェイユニフォームはホワイトを基調にレッドの差し色という、こちらも伝統的な色の組み合せ。この2色はもちろんシャツの左胸に付けるバーレーン国旗をイメージしたものだ。シャツ全体にグレーの幾何学的なカモフラ柄を散りばめている。
31日の日本代表戦では、おそらくレッドのホームユニフォームを着用すると思われる。
今では極めて普通のユニフォームを着るバーレーンだが、1990年代から2000年代にかけては少数派とも言えるスタイルをデザインに採用していた。その中から3つの懐かしきユニフォームをご紹介しよう。
かつてバーレーンはユニフォームの胸部に国名「BAHRAIN」をデザインし、国の“メンツ丸出し”とも言えるユニフォームを着ていた。
この試合は2001年10月に行われた2002年日韓W杯アジア予選のイラン戦。着用しているユニフォームは2001モデルで、胸の国名がどうしても目を引く。
実はイランもかつては胸に国名をデザインしていたが、この頃は既にそれをやめて一般的なデザインのユニフォームを着用していた。
国名を付けたユニフォームを着て日本とも対戦している。2005年3月に埼玉スタジアム2002で行われた2006W杯予選で、バーレーンのオウンゴールによって日本が1-0で勝利した苦しい試合だった。
ユニフォームのサプライヤーはPumaで、おそらくはこの2005モデルからバーレーンとパートナーシップが始まったと思われる。実はバーレーンのユニフォームに関しては資料に乏しいため、やや不明な点も多い。
胸に国名を付けた最後のユニフォームはこの2006モデル。アジアカップ2007予選などで着用していた。選手のネームとフォントデザインを合わせた「BAHRAIN」が妙に格好よい。
胸の「BAHRAIN」の理由や時期については不明だが、大部分の時期で実質の独裁政治だった国が民主化へと方向転換した時期と重なり、何らかの意図をもって国名を掲出していた可能性がある。
なお、胸に国名を付ける代表チームはかつて他にも存在したが、その多くは非民主的な国だったという印象だ。
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