新生「フジ」 売り上げ1兆円目指す マックスバリュ西日本と経営統合で新会社設立 本社は松山市から広島市へ移転 

イオングループのフジは、3月1日にマックスバリュ西日本と経営統合して新会社を設立します。新生フジの経営計画が発表されました。

フジ 尾﨑英雄 社長
「経営統合を通してさまざまな改革に挑戦し続け、経営ビジョンである地域のお客さまと働く人たちの一層の安心とワクワクを実現していきたい」

3月に発足する新生フジの2024年度から3年間の中期経営計画が発表されました。

2026年度に売上高を8450億円、2030年度は1兆円を目指すとしています。

また、中四国・兵庫で既存店150店舗の活性化や、中山間地での移動スーパーなど3年間で860億円を投資する計画です。

本社は松山市から広島市に移ります。

フジ 尾崎英雄 社長
「広島は非常にポテンシャルが高く、マーケット規模も非常に大きいところ。もちろん競争は激しいわけですけど、そういう競争相手の胸も借りながらしっかりと高い経営を目指していきたい」

新スローガンは「地元に、新しいつながりを。」親会社の流通大手イオンも新生フジに期待しています。

イオン 岡田元也 会長
「小売業で大きな規模でも高い成長を実現できるとすれば、それはもう分権、権限移譲と、地域に密着、これしかない。フジを中心にこの地域をやっていくというのは、理にかなっていることだと思っている」

グループの「フジ」「マックスバリュ」「マルナカ」「ザ・ビッグ」の店名は、当面、継続するということです。

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