酒気帯び運転で上下水道局の男性職員を懲戒処分 群馬・伊勢崎市

 酒気帯び運転をした上に職場への報告を怠ったとして、群馬県の伊勢崎市上下水道局は30日、50代の男性職員を同日付で停職1年の懲戒処分にしたと発表した。管理監督責任を問い、直属の課長と課長補佐2人の計3人については厳重注意とした。

 同局によると、男性職員は昨年10月1日正午ごろに市内の自宅で焼酎を飲み、午後3時ごろ、約2キロ離れたコンビニエンスストアまで車を運転した。同店駐車場で転倒したのを受け、店長が119番通報。救急隊員が酒の臭いに気付いて警察に通報し、発覚した。当日は日曜で男性職員は休日だった。

 12月下旬、職場の上司が男性職員に対し前橋地検と連絡を取っている理由を尋ねたところ、事実が判明。男性職員は今月23日付で、伊勢崎簡裁から罰金30万円の略式命令を受けた。

 職員の不祥事を受け、臂泰雄市長は「改めて、全職員に飲酒運転の根絶について強く指導し、再発防止を徹底していく」とコメントした。

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