藤井聡太八冠(21)に優勝賞金4400万円が贈られる「柳葉敏郎様にご祝辞を頂戴し…本当に感激」 竜王就位式で話したこと全文 

将棋の藤井聡太八冠が、東京での「竜王」就位式に臨みました。
藤井八冠には推挙状や、8大タイトル最高額の優勝賞金4400万円の目録などが贈られました。

(藤井聡太八冠が語ったこと全文)

皆様こんばんは。本日は、第36期竜王戦の就位式をこのように盛大に開催してくださり、本当にありがとうございます。
またお忙しい中、大変多くの方にお集まりいただいたことに感謝申し上げます。
今期の竜王戦は同学年の伊藤匠七段との対戦となり、開幕前から大変楽しみな気持ちがありました。

定跡形を中心としたシリーズとなりましたが、新たな発見や手応えを感じるところもあり、本当に得るものの多いシリーズだったと感じています。

中でも第3局は、序盤から1手1手読みを入れて指すことができ、非常に印象に残る1局になりました。また、今期も各地で素晴らしい対局場をご用意いただき、集中して対局に臨むことができました。前夜祭や大盤解説会にも毎回、本当に多くの方にお越しいただき、竜王戦への注目の高さを感じるとともに、その中で対局ができることを本当に嬉しく思いました。

また第5局、第6局を予定していた(香川県)琴平町と(秋田県)大仙市では、それぞれ祝賀会を開催していただき、大変励みになりました。

柳葉敏郎様にご祝辞を頂戴することになり…本当に感激

またそのご縁から、今日柳葉敏郎様にご祝辞を頂戴することにもなり、本当に感激しております。

第7局をご準備をいただいておりました(山梨県)常磐ホテル様には、今回は伺うことはできなかったんですけれども、いつも対局場を引き受けていただいていること、本当にありがたく思っております。

次の第37期のランキング戦も既に開幕しています。私自身も、次の七番勝負に向けて、より一層精進してまいりたいと思います。ありがとうございました。

伊藤匠七段との「同学年対決」で注目された今期の竜王戦七番勝負は、藤井八冠が4連勝で竜王を3連覇しました。藤井八冠は2月4日に開幕する棋王戦五番勝負で、再び伊藤七段の挑戦を受けます。
すでに王手をかけている王将戦とのダブルタイトル戦になります。

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