チャビ監督退任のバルセロナ「新指揮官候補の8名」

今季限りでの退任が発表されたバルセロナのチャビ・エルナンデス監督。クラブのレジェンド的プレーメーカーであったが、指揮官としてバルセロナを生き返らせるまでには至らなかった。

そして、『BBC』はその後任になるかもしれない8名の指揮官をリストアップしていた。

アントニオ・コンテ

現在:フリーエージェント

可能性:☆

今フリーエージェントになっている名監督の一人であるアントニオ・コンテ。ユヴェントスやインテル、そしてチェルシーなどのクラブで大きな成功を収め、必然的にビッグチームの椅子が空いたときには話題に上がってくる存在である。

ただトッテナム・ホットスパーでの指揮についてはあまり成功しておらず、2023年3月から仕事をしていない。また財政的な支援やクラブの状況が許せば非常にいい仕事をする一方、補強部とのコミュニケーションが取れないときにはそれほど力を発揮できないようにも見えるため、バルセロナ就任が自然な形ではないとも。

ロベルト・デ・ゼルビ

現在:ブライトン

可能性:☆☆

すでにリヴァプールでユルゲン・クロップの後任になるとも噂されているロベルト・デ・ゼルビ。グレアム・ポッター氏のあとを継ぐ形でブライトンの監督を任され、すぐにクラブをプレミアリーグのダークホースに育て上げた。

44歳のイタリア人指揮官はその戦術的な多才さでプレミアリーグを席巻しており、その攻撃的なスタイルはバルセロナのサポーターにも受け入れられる可能性は高い。

ルイス・エンリケ

現在:PSG

可能性:☆☆

現在パリ・サンジェルマンの監督を務めているルイス・エンリケ氏。彼が指導者として最も成功を収めたのは2014年から2017年まで率いたバルセロナ時代であり、そこではチャンピオンズリーグ制覇も成し遂げている。

ただそれからスペイン代表でもワールドカップでベスト16敗退を喫するなど、その実績に見合った状況にはなっていない。バルセロナで再び指揮をとることを決断する可能性はあるだろうか。

マルセロ・ガジャルド

現在:アル・イティハド

可能性:☆☆

リーベル・プレートで指揮を取り、エンソ・フェルナンデスやフリアン・アルバレスなど若手を続々と育てたアルゼンチン人監督。かつては巧みな攻撃的MFとして活躍した彼は、指導者となってからも知的な指導で名を馳せている。

多くの人がヨーロッパのクラブに就任すると思っていたものの、彼は1年ほど仕事から離れたあとにサウジアラビアのアル・イティハドに就任している。

ラファエル・マルケス

現在:バルセロナB

可能性:☆☆☆

44歳の元メキシコ代表選手は、御存知の通りバルセロナのレジェンドである。トップチームで150試合以上に出場し、引退後に指導者としてバルセロナへと戻ってきた。

2022年からBチームで監督を務めており、昨季は3部リーグで4位という結果を残している。クラブのOBであり、内部で指揮官も務めていることから自然な候補ではあるが、指導者としての経験はそれほど長くはない。

ミチェル

現在:ジローナ

可能性:☆☆☆

現在ラ・リーガを席巻しているジローナ。その監督を務めているのが48歳の指揮官ミチェルである。選手としてはラージョ・バジェカーノで長くプレーした経験を持つMFで、指導者としてはこれまで古巣のラージョ、ウエスカ、そしてジローナを率いてきた。

就任当初は2部であったジローナを昇格に導き、更に今季は前半戦でレアル・マドリーと並ぶ勝点48を獲得。今最も世界で注目を集めるアンダードッグでもある。

ジョゼ・モウリーニョ

現在:フリー

可能性:☆

かつてはバルセロナを率いたボビー・ロブソンやルイス・ファン・ハールの下で通訳やコーチを務めていた経験を持つジョゼ・モウリーニョ。先日はローマから解任されたためにフリーエージェントの状態だ。

かつてレアル・マドリーの監督であったこともあるが、エンリケ・フェルナンデスやラトミール・アンティッチのことを考えれば両方の指揮をとることも不可能ではない。

チアゴ・モッタ

現在:ボローニャ

可能性:☆☆☆

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バルセロナで選手としてのデビューを果たしたチアゴ・モッタ。その後イタリアに渡って大ブレイクし、パリ・サンジェルマンで現役引退した。フランスで指導者としてのキャリアを始め、パリ・サンジェルマンのユースで「2-3-5」といえるようなシステムを導入して話題になった。

それからイタリアでジェノア、スペツィアを率いたあと、現在はボローニャで監督を務めている。クラブのOBということでおそらくチャビの後任候補にはなっていると思われるが…。

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