「大観衆を黙らせたよ」サウジ撃破に韓国のソン・フンミン主将は歓喜の涙! 猛批判を浴びていた僚友たちの活躍には「彼らが報われて嬉しい」【現地発】

現地1月30日、韓国代表はアジアカップ2023のラウンド16でサウジアラビアと対戦。0-1で迎えた後半アディショナルタイム9分にチョ・ギュソンが劇的な同点ゴールを奪うと、PK戦では4人全員がきっちり決めて凱歌を上げた。

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試合後、フラッシュインタビューに応じたのが主将でエースのFWソン・フンミンだ。PK戦で勝利した瞬間は涙を浮かべ、チームメイトたちと熱い抱擁を連発。「本当に苦しくてタフな試合だったけど、最後まで諦めなくて良かった」と話し、PK戦で最初のキッカーを務めた点については「とにかく自信があった。しっかり決められて良かったし、僕たちは4人全員が見事に成功したよね。スタンドの大観衆を黙らせることができて嬉しかったよ」と続けた。

今大会はFWチョ・ギュソンとGKチョ・ヒョヌが低調なパフォーマンスを批判され、ファンからのバッシングも手厳しかった。サウジ戦では前者が値千金の同点弾を決め、後者はPK戦で勝利を呼び込むセーブを披露。それを受けてキャプテンは「槍玉に挙げられていた選手たちが活躍してくれて本当にホッとした思いだし嬉しい。彼らの努力が報われて良かった」と安堵した。

準々決勝の相手はオーストラリアだ。ソン・フンミンは「僕たちの目標はもっと高いところにある。良い準備をして準々決勝に臨み、次もチーム一丸となって勝ち切りたい」と力を込めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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