頭痛の7割は緊張性頭痛!首や肩・頭の筋肉などが緊張して痛まないように意識したい首の骨の位置とは?【疲れない!痛めない!体の使い方ビフォー・アフター手帖】

頭痛癖は、頭と首のつなぎ目の意識にある!【疲れない!痛めない!体の使い方ビフォー・アフター手帖】

頭痛には、緊張性頭痛、偏頭痛、群発頭痛があります。頭痛の7割は緊張性と言われているため、緊張性頭痛についてお話していきます。

緊張性頭痛は、首や肩の筋肉、頭の筋肉などが緊張して痛みを生じさせます。ですから慢性的に首や肩のこりがある人は、頭痛にもなりやすいということです。つまり姿勢を良く、首こり、肩こりの対策がそのまま、頭痛対策にもなります。

加えて、ここで注目したいのは頭と首のつなぎ目です。皆さん、首は後ろ側というイメージが強くあります。すると頭と首とのつなぎ目も、後ろ側にあると無意識で考えてしまいます。実際には、頭と首のつなぎ目は上から見た頭の、ほぼ中心にあります。

誤って後ろ側にイメージしていると、首の後ろ側を緊張させてしまいます。正しいイメージに修正されれば、首は余計な負担から解放されます。頭痛を引き起こす大きな原因のひとつが、この意識だけで消えるのです。

【出典】『疲れない!痛めない!体の使い方ビフォー・アフター手帖』
著者:小池義孝 イラスト:千葉さやか(Panchro) 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
一義流気功治療院院長。昭和48年生まれ。平成18年「気功治療院一義流気功」を東京に開設。翌年に、気功治療の技術を伝える「一義流気功教室」を開設する。気功治療の内容はどの流派にも属さず、独自の歩みを続ける。肩こり、腰痛、猫背といった肉体の問題から、メンタルの問題まで、幅広く対応している。著書多数。30万部を超えるベストセラーになった『ねこ背は治る!知るだけで、体が改善する「4つの意識」』を始めとし、国内15冊、海外翻訳版(台湾、韓国)3冊、約累計70万部を送り出している。

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