「シーズン初めには決断」電撃退任発表のチャビ監督、理由を改めて語る「バルサは私を必要としていなかった」

今季限りでバルセロナを離れるチャビ監督[写真:Getty Images]

バルセロナから今シーズン限りで退団することを発表したチャビ・エルナンデス監督が、退任発表後初の記者会見に臨み、改めて言及した。スペイン『アス』が伝えた。

27日、チャビ監督はビジャレアル戦での敗戦後、今シーズン限りでの辞任を発表。少し前にリバプールのユルゲン・クロップ監督が同様に退任を発表していたこともあり、世界中に驚きを与えた。

それから3日、31日に行われるラ・リーガ第20節延期分のオサスナ戦に向けた記者会見に出席。改めて、あのタイミングでの退任発表の理由を語った。

「リアクションが必要だった。来シーズンには希望が必要だ。私の優先事項はクラブで良い成績を収めること。会長のこと、デコ(スポーツ・ディレクター)のことを考えてほしい」

「プロジェクトは今後も継続していく。バルセロナのファンは、リアクションを必要としており、それが彼らが下せる最善の決断だったのだろう」

今回発表された退任だが、どうやらシーズン前からその考えがあったとのこと。「契約更新は何カ月も前に行われた。タイミングは関係ない。シーズン初めには退団しなければならないだろうと感じていた」と、明かしている。

一方で、将来的にバルセロナに戻ってくるかを問われたチャビ監督は「将来的にバルサの監督になる可能性も否定しない」と言及。「バルサは私を必要とする。あらゆることに私を必要とするだろうが、今では彼らは私を必要としていない。だからこそ、シーズン初めに退団を決断した。しかし、私はそれを全く排除しない」とコメント。クラブから望まれていないことを感じているとしながらも、再び指揮を執る可能性は排除しなかった。

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