『ソウルメイト』主演キム・ダミの親友役、今押さえておきたい“新星女優”チョン・ソニとは?

映画『ソウルメイト』場面写真(C)2023 CLIMAX STUDIO, INC & STUDIO&NEW. ALL RIGHTS RESERVED.

ミン・ヨングン監督がメガホンをとり、キム・ダミを主演に迎えた韓国映画『ソウルメイト』が、2月23日より全国公開となる。本作で主人公ミソにとって唯一無二の親友ハウン役を好演しているのが、今押さえておきたい新星女優チョン・ソニだ。この度、注目の女優・ソニからコメントが到着。あわせて場面写真も公開となった。

本作は、性格も価値観もまるで違う2人の幼なじみが思い合い、時には激しくぶつかり合いながらも紡がれる深い友情の物語。

ミソ(キム・ダミ)とハウン(チョン・ソニ)は、小学生からの大親友。絵を描くのが好きな2人は、性格も価値観も育ってきた環境も違うが、大切な存在だった。しかし、ジヌ(ピョン・ウソク)との出会いが二人の運命を大きく変えていく。思い合いながらもすれ違い、疎遠になっていた16年目のある日、ハウンはミソに“ある秘密”を残して突然姿を消してしまう。思いもよらない壮絶な半生がひもとかれるとき、“2人だけの秘密”が明らかになる―。

チョン・ソニといえば、ドラマ『ボーイフレンド』(2018)で主人公(パク・ボゴム)にひそかな恋心を抱く女友達という役どころをキュートに演じきり話題を呼ぶと、その後もドラマや映画など幅広いフィールドで活躍。Netflix映画『チョ・ピロ 怒りの逆襲』(2018)や『花様年華 〜君といた季節〜』(2020)、『あなたの運命を書いています』(2021)、『⻘春ウォルダム〜運命を乗り越えて〜』(2023)といった話題作への出演が絶えず、日本の漫画『寄生獣』を原作にしたNetflixドラマ『寄生獣 ‐ザ・グレイ‐』で主演を務めることも発表されている。

さらに自身のインスタグラムでは撮影中のオフショットやプライベートの様子も頻繁に発信。本作ではどこか放っておけない少女のような存在感を放っているが、インスタグラムでは大人の美しさが際立つ素顔も見せており、そのギャップあふれる一面も魅力の1つだ。

今後の活躍がますます期待される新星女優のソニが、本作では自由奔放なミソに憧れを抱く親友ハウンを好演。小学校からの大親友の2人は、性格も価値観も育ってきた環境も正反対。しかし“絵画が好き”という唯一の共通点がその絆をより深め、この先もずっと一緒に生きていくと約束する2人だったが、17歳の夏、ハウンに恋人ジヌができたことを機に、少しずつ気持ちがすれ違い始める。

複雑な家庭環境で育ったミソに対し、ハウンは両親から愛され何不自由なく育つも、自分の意思では生きることができない側面を持ったキャラクターだ。役について、「ハウンというキャラクターに初めて会った時、第一印象が簡単に理解できる人物だと思いました」と印象を語るソニ。

劇中では外の世界に飛び出そうとせず狭い世界の中で生きようとしていたハウンが、ミソの面影を追いながら次第に自らの人生と真正面から向き合うさまも描かれるが、ソニは「表向きは穏やかで嫌なことがあまりない端正な性格ですが、その中にどれだけ深いものがあるか見当がつかない人物として描きたかった」という。

そんなふうに少しずつ変化していくハウンの姿を通し、「(ハウンが)自分はどのような人間なのか気になった瞬間に感じた恐怖、そしてハウンらしくない選択をするときの気持ちに共感してもらいたい」という思いのもと、ソニはハウンというキャラクターを創り上げていったという。

主人公ミソを演じたキム・ダミ同様、ソニもハウン役を高校生から30代の姿まで演じ分けているが、「些細なことでもハウンの心の機微を感じて毎シーンを全身全霊で生きていたので、年齢に対する部分を意識しなくても自然に表現できたように思います」と自信をにじませている。

映画『ソウルメイト』は、2月23日より全国公開。

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