レンジャーズ・シーガーがヘルニア手術 開幕には間に合う可能性

日本時間1月31日、レンジャーズのクリス・ヤングGMは昨年のワールドシリーズでMVPに輝いたコリー・シーガーが左スポーツヘルニアの手術を受けたことを発表した。ヤングGMによると、シーガーの手術はアリゾナ州フェニックスで行われ、シーガーはアリゾナでリハビリを行い、レギュラーシーズン開幕に間に合う可能性もあるという。シーガーはオフシーズンに休養を取ることで患部の状態が改善することを期待していたようだが、最終的には開幕に間に合う可能性のあるタイミングで手術を受けることを決断した。

ヤングGMは「当初は安静にしていればオフシーズンのあいだに治るだろうと考えていた。しかし、冬になって時間が経過していくなかで2つの選択肢があることが明らかになったんだ」とコメント。「1つはこのまま患部の状態をしっかりと管理し、悪化しないように願うこと。もう1つは今すぐに治療を進めること。そして彼はメディカルスタッフと相談し、最も賢明な行動は今すぐに治療を進めることだと決断した」と手術に至った経緯を説明した。

現在29歳のシーガーはレンジャーズ移籍2年目の昨季、119試合に出場して打率.327、33本塁打、96打点、OPS1.013の好成績をマーク。惜しくも首位打者のタイトルこそ逃したものの、MVP投票では大谷翔平(昨季エンゼルス・今季からドジャース)に次ぐ2位にランクインした。また、ヘルニアを抱えながらプレーしたポストシーズンでも17試合で打率.318、6本塁打、12打点、OPS1.133の大活躍。ドジャース時代の2020年に続いて自身2度目となるワールドシリーズMVPを受賞した。

ヤングGMは「私の懸念レベルはとても低い」とし、2024年シーズンへの大きな影響はないと考えているようだが、「スプリング・トレーニング中の調整が思うように進まなければ、シーズンに出遅れる可能性もある」とコメント。しかし、「彼はしっかりとリハビリを進めていく予定だ。過去にも様々な手術を受け、戦列復帰を果たしている。絶対に間に合うとは断言しないけれど、開幕に間に合う可能性は十分にあると考えているよ」とあくまでも前向きに語った。

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