ロシアの侵攻を受け日本に避難したウクライナ出身チェロ奏者 日本交響楽団で演奏

 小山市を拠点として活動する楽団の定期演奏会が1月28日に行われ、ロシアの侵攻を受けて日本に避難したウクライナ出身のチェロ奏者が演奏を披露しました。

 日本交響楽団に招かれたのは、ウクライナの東部ハルキウ出身の「グリェブ・トルマチョヴ」さんです。

 トルマチョヴさんは、ウクライナで8年間プロのオーケストラに所属していましたが、ロシアの侵攻を受けて、妻の姉が住む茨城県つくば市に去年(2023年)から夫婦で住んでいます。

 トルマチョヴさんが故郷を思いながら茨城県で活動していることを知った日本交響楽団の野尻勝代表が出演を依頼し、今回のステージが実現しました。

 会場には約540人の市民が訪れ、壮大なオーケストラの演奏に耳を傾けていました。

 トルマチョヴさんは、日本語学校に通いながらこれからも日本で音楽活動を続ける予定で、日本交響楽団は今後も継続して出演を依頼したいということです。

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