小売業販売12月は2.1%増、食品増も衣類低調で判断下方修正

[東京 31日 ロイター] - 経済産業省が31日に発表した12月の商業動態統計速報によると、小売業販売額(全店ベース)は前年比2.1%増で22カ月連続のプラスだった。ロイターの事前予測調査では4.7%の増加が予想されていた。飲食料品の値上げや自動車販売が押し上げた。

3カ月移動平均値の前月比が3カ月連続でマイナスとなり、基調判断を従来の「上昇傾向」から「一進一退」に引き下げた。

業種別ではその他小売業、自動車、機械器具などが増加。織物・衣服が暖冬の影響で減少した。

業態別の前年比は百貨店4.4%増、スーパー1.8%増、コンビニエンスストア4.2%増、ドラッグストア5.8%増だった。

一方、家電大型専門店は3.9%減、ホームセンター2.2%減。暖冬の影響で暖房器具の販売不調などが響いた。

*経産省の発表資料は以下のURLでご覧になれます。http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syoudou/index.html [http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syoudou/index.html]

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