トキエアが新潟―札幌初就航 独立系15年ぶりの国内線参入

新潟空港を離陸するトキエアの初便=31日午前

 新潟市の航空会社「トキエア」の新潟―札幌・丘珠便が31日に新規就航し、拠点とする新潟空港で記念セレモニーが開かれた。初便は同日午前に出発。国土交通省東京航空局によると、大手傘下ではない航空会社の国内線参入は15年ぶり。

 セレモニーで、新潟県の花角英世知事は「就航はゴールでなく、スタートだ。県の社会経済の活性化に期待したい」と語った。同県出身で、日本航空での勤務経験があるトキエアの長谷川政樹社長は終了後「安全運航が最大のサービスだ。気を引き締めたい」と記者団に強調した。

 機体は72人乗りの小型プロペラ機「ATR72」で、航空券は19日午前9時の販売開始後、1分以内で満席となった。

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