「タブーを超えた」衝撃のアンチモラル・ロマンス映画!スペインの鬼才が放つ『マンティコア 怪物』 不穏すぎるポスター&30秒予告

『マンティコア 怪物』©Aquí y Allí Films, Bteam Prods, Magnética Cine, 34T Cinema y Punto Nemo AIE

劇場デビュー作『マジカル・ガール』がサン・セバスチャン国際映画祭グランプリ&監督賞をダブル受賞したスペインの鬼才、カルロス・ベルムト監督の最新作『マンティコア 怪物』が2024年4月19日(金)より全国公開。このたびポスタービジュアルおよび30秒予告が解禁となった。

タブーを超えた衝撃の境地! この結末は愛か、悲劇か

空想のモンスターを生み出すゲームデザイナーのフリアンは、同僚の誕生日パーティーで美術史を学ぶディアナに出会う。内気で繊細な性格のフリアンだが、次第に聡明でどこかミステリアスなディアナに魅かれていく。しかし、フリアンは隣人の少年を火事から救った出来事をきっかけに原因不明のパニック発作に悩んでいた。やがて彼が抱えるある秘密が、思いもよらぬマンティコア[怪物]を作り出してしまう……。

ゲームデザイナーの青年が生み出したマンティコア<怪物>とは何なのか? ともすれば目を背けたくなるテーマを炙り出し、物語はやがて誰も想像し得ない衝撃の境地にたどり着く――。

「魔法少女ユキコ」覚えてる?日本文化への愛は新作でも健在

監督は、架空の日本アニメ「魔法少女ユキコ」に憧れる白血病の少女をめぐる悲劇を描いた劇場デビュー作『マジカル・ガール』(2014年)がサン・セバスチャン国際映画祭グランプリ&監督賞をダブル受賞する快挙を成し遂げ、巨匠ペドロ・アルモドバルに「この映画を猛烈に愛する」と言わしめたカルロス・べルムト。その独創的なストーリーと先読みできない巧みな構成に批評家や映画ファンも唸り、日本でもカルト的な人気を博した。

「日本文化は僕の血肉」と語り日本の漫画、アニメ、映画をこよなく愛するスペインの鬼才が新たに放つ『マンティコア 怪物』は、人間の心の闇のタブーに踏み込んだ衝撃のアンチモラル・ロマンスに仕上がっている。

不穏すぎる!ポスタービジュアル&30秒予告解禁

このたび解禁されたビジュアルは、主人公フリアンの不安げな横顔のなかに不気味な無表情の顔が重なり、「欲望は目覚める」というコピーが添えられたもの。そして、フリアンが想いを寄せる女性ディアナの横顔の写真も置かれたデザインだ。

併せて解禁された30秒予告は、冒頭で何者かの似顔絵のスケッチが燃えていく様子と交互に「衝撃のアンチモラル・ロマンス誕生」の言葉が映し出される。ある少年を遠目から見つめるフリアン、そして「誰も傷つけてない。リアルじゃない」と声を絞り出す彼に「私はリアルよ」と厳しい表情で告げるディアナ。彼の心に奥底に潜むマンティコア<怪物>とは、いったい何なのか?

さらにアパートの火事、3Dモデリングされていく人らしきもの、誰かを介抱する様子のディアナの後ろ姿など不穏なシーンが畳み掛けるが、予告のラストは「それでも一緒にいたい」と抱き合うふたりの姿で締めくくられる。果たして「タブーを超えた衝撃の境地」とは何なのか?一筋縄ではいかない男女の禁断の愛を予感させるが、ふたりを待ち受ける結末は愛か、悲劇か――。

『マンティコア 怪物』は2024年4月19日(金)よりシネマート新宿、渋谷シネクイントほか全国順次公開

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