タブーを超えた衝撃の境地。この結末は愛か、悲劇か?『マンティコア 怪物』予告編

劇場デビュー作『マジカル・ガール』がサン・セバスチャン国際映画祭グランプリ&監督賞をダブル受賞したスペインの鬼才カルロス・ベルムト監督最新作『マンティコア 怪物』が、2024年4月19日より公開される。このほど、予告編とポスタービジュアルが披露された。

空想のモンスターを生み出すゲームデザイナーのフリアン。同僚の誕生日パーティーで美術史を学ぶディアナに出会う。内気で繊細な性格のフリアンだが、次第に聡明でどこかミステリアスなディアナに魅かれていく。しかし、フリアンは隣人の少年を火事から救った出来事をきっかけに原因不明のパニック発作に悩んでいた。やがて彼が抱えるある秘密が、思いもよらぬマンティコア=怪物を作り出してしまう…。

予告編は、冒頭で何者かの似顔絵のスケッチが燃えていく様子と交互に「衝撃のアンチモラル・ロマンス誕生」の言葉が映し出される。そしてある少年を遠目から見つめるフリアン。「誰も傷つけてない。リアルじゃない」と声を絞り出すフリアンに「私はリアルよ」と厳しい表情で告げるディアナ。彼の心の奥底に潜むマンティコア(怪物)とはいったい何なのだろうか?さらにアパートの火事、3Dモデリングされていく人らしきもの、誰かを介抱する様子のディアナの後ろ姿など不穏なシーンが畳み掛けるが、予告編のラストは「それでも一緒にいたい」と抱き合う2人の姿で締めくくられる。果たして「タブーを超えた衝撃の境地」とは何なのか?一筋縄ではいかない男女の禁断の愛を予感させるが、2人を待ち受ける結末は愛か、悲劇か。

ポスタービジュアルは、主人公フリアンの不安げな横顔のなかに不気味な無表情の顔が重なり、「欲望は目覚める」というコピーが添えられている。フリアンが想いを寄せる女性ディアナの横顔の写真も置かれたデザインとなっている。

『マンティコア 怪物』
2024年4月19日(金) シネマート新宿、渋谷シネクイントほか全国順次公開
監督・脚本:カルロス・ベルムト
出演:ナチョ・サンチェス ゾーイ・ステイン アルバロ・サンス・ロドリゲス アイツィべル・ガルメンディア
配給:ビターズ・エンド

【ストーリー】 空想のモンスターを生み出すゲームデザイナーのフリアン。同僚の誕生日パーティーで美術史を学ぶディアナに出会う。内気で繊細な性格のフリアンだが、次第に聡明でどこかミステリアスなディアナに魅かれていく。しかし、フリアンは隣人の少年を火事から救った出来事をきっかけに原因不明のパニック発作に悩んでいた。やがて彼が抱えるある秘密が、思いもよらぬマンティコア=怪物を作り出してしまう…。

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