PK戦決着前に退席…サウジアラビア代表指揮官が弁明「申し訳ない」

サウジアラビア代表を率いるロベルト・マンチーニ監督が、PK戦終了前にピッチを後にした理由を説明した。30日、大手メディア『ESPN』が伝えている。

AFCアジアカップカタール2023決勝トーナメント1回戦が30日に行われ、サウジアラビア代表は韓国代表と対戦。46分にアブドラ・ラディフのゴールで先制したものの、90+9分に同点弾を許し、延長戦でも決着がつかずに1-1でタイムアップ。PK戦に突入すると、2-4で敗れ、ラウンド16で敗退となった。

この試合話題となっているのはマンチーニ監督の振る舞いで、PK戦でサウジアラビアの3人目、4人目のキッカーが失敗した後、韓国の4人目のキッカーに決められたら試合終了という状況で、同監督はPKが蹴られる前にベンチを退いてロッカーに戻っていた。

この行動に批判の声も上がっているなか、試合後の記者会見でマンチーニ監督は「(早めに退席して)申し訳ない。もう試合が終わったと思っていた。誰かを軽蔑するつもりなどなかった」と弁明しながら、次のように続けた。

「選手全員の功績に感謝したい。彼らは大きく成長している。私たちはグループとして大きく成長した。(アジアカップに向けて)1カ月間一緒に努力してきたが、これは重要なことだ」

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