【東京新聞杯/前走ローテ】ジャスティンカフェに「0.0.0.10」 “馬券内率83.3%”充実5歳馬が人気の盲点か

[過去10年]東京新聞杯2024の前走ローテ

2月4日に東京競馬場で行われる第74回東京新聞杯(GIII、芝1600m)のデータを紹介する。

今年は、マイルCS3着のジャスティンカフェ、秋華賞2着から年明け初戦を迎えるマスクトディーヴァ、リゲルSでOP初勝利を収めたマテンロウスカイらが集結。

ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

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■今年は例年の鉄板ローテが不在

過去10年では、エリザベス女王杯組が鉄板だが、今年は同組不在。また【4.1.0.8】をマークする前走3勝クラス組も不在で混戦模様。これらに加えて2勝を挙げ、勝率14.3%、単勝回収値123をマークするのがマイルCS組。同組は前走で中団から競馬をして差し届かなかった馬の巻き返しが目立つ。

東京新聞杯自体、後方一気はなかなか届かないため、中団以下から競馬をしてきた馬には厳しい傾向だ。よって、好位から中団で競馬ができる馬が、GIでは力及ばずだったが、GIIIで巻き返す構図になっていると判断できる。数字で見ても、マイルCSで4角5番手以下から1/2頭以内にいた馬の東京新聞杯での成績は【2.0.1.1】。前走着順や人気などは関係なく、好成績を収める。

ジャスティンカフェは前走のマイルCSを3着と実績トップだが、「マイルCSで4角5番手以下から1/2頭以内」に該当しないため、逆に【0.0.0.10】の最悪データに該当してしまう。昨年の東京新聞杯では後方から追い込んで上がり最速も4着に敗れており、これまでの競馬では厳しいだろう。

・エリザベス女王杯【3.1.1.1】
・マイルCS【2.0.1.11】
・元町S【2.0.0.1】
・京都金杯【1.2.3.28】
・若潮S【1.0.0.1】
・ノベンバーS【1.0.0.0】
・キャピタルS【0.2.0.10】
・ニューイヤーS【0.1.1.15】
・ターコイズS【0.1.0.4】
・常総S【0.1.0.0】
・秋華賞【0.1.0.0】
・菊花賞【0.1.0.0】
・阪神C【0.0.3.5】
・中山金杯【0.0.1.3】

京都金杯組は勝率2.9%、複勝率17.6%、回収値は単勝18、複勝39と心もとないが、このうち、ノーザンFまたは社台F生産の4、5歳馬に限定すると【1.1.3.1】勝率16.7%、複勝率83.3%、回収値は単勝106、複勝166まで跳ね上がる。2017年のブラックスピネル(3番人気1着)や23年のプレサージュリフト(6番人気3着)などはこの条件に該当していた。

大手生産牧場で伸び盛りを迎える4、5歳馬は積極的に狙いたい。今年は同組から4頭が出走するが、前走3着だったトゥードジボンが好走条件にヒット。人気もほどほどが想定され、押さえて損はないだろう。

人気が予想されるマスクトディーヴァ秋華賞以来の実戦。同組はサンプル数が少ないが、2022年のファインルージュは秋華賞2着から東京新聞杯も2着している。同馬は秋華賞を4角10番手から上がり最速で2着しており、マスクトディーヴァも4角12番手から上がり最速で2着と似たようなレースぶり。東京新聞杯ではファインルージュは中団からの競馬をして好走を果たしているので、マスクトディーヴァも位置取り次第で好走圏内だ。

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(SPREAD編集部)

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