「とにかくペースを押し上げること」…シモンズが復帰戦で意識していたことを明かす

ブルックリン・ネッツは、1月30日(現地時間29日)にホームのバークレイズ・センターでユタ・ジャズを迎え、8選手が2ケタ得点を奪う猛攻を見せ、147-114で快勝した。

今シーズン最多得点を記録したネッツでは、ミケル・ブリッジズがゲームハイの33得点に4アシスト、キャム・トーマスが25得点7リバウンド、ロニー・ウォーカー四世が19得点4アシスト、キャメロン・ジョンソンが17得点6リバウンド3アシストをマーク。

そしてジャック・ボーンHC(ヘッドコーチ)に「ものすごく印象的だった。今夜はほかの選手たちがすごくいいプレーをしていた。彼のインパクトのお陰だ」と言わしめたのがベン・シモンズだ。

昨年11月上旬から離脱していたシモンズは、背中の左下側に神経の圧迫が発覚したこともあり、腰と背中の治療を続けていき、ジャズ戦で待望の戦列復帰。約3カ月ぶりの実戦でベンチから登場すると、鋭いノールックパスやスティールから持ち込んでダンク、ブロックショットなど随所に好プレーを見せて勝利に大きく貢献。

「僕らは勝った。だから(復帰は)成功だね。僕にとってはそれが主な目的であり、自分が本当に気にかけていること」と試合後に語った男は、18分14秒のプレータイムで10得点8リバウンドにゲームハイの11アシストの“トリプルダブル級”のスタッツを残し、ターンオーバーもゼロと強烈なインパクトを残した。

「とにかくペースを押し上げること。フロアで毎回ボールプッシュしていく準備ができているチームはそう多くないと思う。オフェンスではチームのみんなをいろいろと組み合わせて、相手のディフェンスの動きを読んでいくだけ」

208センチ108キロの超大型ポイントガードはフロアで意識していたことをそう語り、復帰戦を最高とも言える形で終えた。ネッツはジャズ戦を終えてイースタン・カンファレンス10位の19勝27敗。6年連続のプレーオフ進出を目指すチームにとって、シモンズ復帰は強烈な追い風となるかもしれない。

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