私立高校の平均倍率2.11倍 青森県内志願状況 明の星普通科7.37倍

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 青森県は30日、2024年度の県内私立高校入試の志願状況を発表した。全日制課程17校の志願者は前年度比334人減の7646人で、募集人員に対する平均倍率は2.11倍だった。前年度より0.02ポイント下がり、記録の残る01年度以降で過去最低を更新した。

 県総務学事課によると、全体の募集人員は3631人。少子化などを背景に定員を減らす動きもあり、前年度より124人少ない。

 学科別で志願倍率が最も高かったのは、青森明の星普通科の7.37倍(前年度7.45倍)で、130人の募集に対し958人が受験する。次いで八戸工業大学第二普通科3.38倍(同3.45倍)、八戸聖ウルスラ学院普通科2.91倍(同2.95倍)などと続いた。

 志願者が募集人員を下回り、倍率が1倍を割ったのは6校9学科。このうち県内唯一の女子高である千葉学園は全4学科いずれも1倍に満たなかった。

 4月から普通科を新設し、校名を五所川原商業から改める下山学園は、普通科が2.48倍、商業科が1.30倍だった。

 試験は2月6日に行われる。合格発表は同14日。

 県教育委員会が実施した、この春中学を卒業する生徒の進路志望2次調査(昨年12月12日時点)によると、私立校全日制を第1志望にしたのは1986人。志望倍率は前年同期と同率で過去最高の0.55倍だった。

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