宮原知子「四大陸選手権は気合の入る大会でした」――「ISU四大陸フィギュアスケート選手権2024」

アメリカ、アジア、アフリカ、オセアニアの4大陸の代表選手が、中国・上海で熱く華麗な戦いを繰り広げる「ISU 四大陸フィギュアスケート選手権」。2016年に優勝を飾った宮原知子が大会について語ってくれた。

「ヨーロッパの選手はいませんが、北米の強い選手の中には、四大陸と世界選手権のどちらにも出場する選手がいたので、気合の入る大会でしたね」

大会に臨む際、重圧を感じることはあったのか?

「初出場の時は、(村上)佳菜子ちゃんなどの先輩方と一緒の試合に出られるようになったんだと、感動していて。その後は、四大陸でいい演技をして世界選手権につなげたいという気持ちで臨んでいました。だから、全日本選手権の次ぐらいにプレッシャーのかかる大会だったのかもしれないですね」

日本にとってはアメリカや韓国の選手がライバルになるが、特に女子では、イ・ヘイン選手ら韓国の10代の選手たちが勢いをつけている。

「韓国の選手は、特にジャンプで、どの選手も3回転+3回転を当たり前のように軽く跳んでいて、安定して大崩れしないイメージがありますね」

鍵山優真選手、千葉百音選手ら男女ともに選手層の厚い日本人選手たちが、その実力を発揮できるか期待したい。

【プロフィール】

宮原知子(みやはら さとこ)
1998年3月26日京都府生まれ。2014~17年に全日本選手権で4連覇。18年、平昌五輪では4位入賞。22年に引退後、国内外のアイスショーに精力的に参加している。

【番組情報】

「ISU四大陸フィギュアスケート選手権2024」
J SPORTS 4
2月15・16日 午後3:00~11:30ほか

昨年は男子シングルで三浦佳生、ペア競技で三浦璃来&木原龍一組が初優勝を成し遂げた。今年も日本勢の活躍に期待がかかる。

取材・写真提供/J SPORTS
※スカパー!TVガイドBS+CS2月号より掲載

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