バーレーン戦も独占配信。DAZN値上げ批判にホリエモン反発「当然のことを…」

DAZN 写真:Getty Images

スポーツ動画配信サービス『DAZN』は、今月31日開催のAFCアジアカップ決勝トーナメント1回戦の日本代表対バーレーン代表を独占配信。地上波放送なしに対する不満が沸き起こる中、ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏がDAZN月額料金の値上げに対する批判に反発している。

昨年秋にカターレ富山が公式サイトに掲載していたタウンミーティングの報告書(現在は削除)で「放映権料について、当初、Jリーグはダゾーンと年間視聴者数を100万人でグリップしているが、現在は40万人程度に留まっているため、ダゾーンは大赤字となっている」と記載されるなど、厳しい現状が明らかになったDAZN。2月14日からの値上げプランを今月11日に公式発表しているが、3年連続となる月額料金値上げに戸惑いを隠せないファン・サポーターは多い。

今回の値上げでは、基本プランの「DAZNスタンダード」が、月額3700円、年間一括払い30000円のところ、2月14日以降は月額4200円、年間一括払い32000円に。「DMM TV」の対象作品が見放題になる月額550円の「DMMプレミアム」と「DAZNスタンダード」のセットプランが、3月1日以降の登録でも月額3480円であるだけに、DAZNに皮肉交じりのメッセージも寄せられている。

DAZNの月額料金値上げが再び注目が集まる中、今月12日にX(旧ツイッター)で「たった月500円の値上げで限界とか 笑。携帯代とか見直せよ 笑」と投稿した堀江氏。DAZNに対する不満が噴出している理由のひとつとして「ユーザーが納得または理解できる値上げ理由を、DAZNが記載していない」という指摘が飛ぶと、これに堀江氏は「利益出てないから値上げするに決まってんだろ 笑。当たり前のことをわざわざいう必要あんのか?ぼけ」と反応した。

2021年にアジアサッカー連盟(AFC)と2028年までの長期契約を結んだDAZN。W杯最終予選やアジアカップなど、AFC主催大会の放映権を獲得したことにより、カタールW杯最終予選のアウェイゲームを独占配信。カタールW杯本大会出場を決めたオーストラリア戦が地上波で放送されなかったことは記憶に新しい。

今回のアジアカップ2023カタール大会でも、グループステージのベトナム戦とインドネシア戦、決勝トーナメント1回戦バーレーン戦はDAZN独占配信により、地上波放送はなし。イラク戦や準々決勝以降の試合はテレビ朝日系で生中継とはいえ、日本のファン・サポーターはDAZNに厳しい目を向けている。

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