横田大祐の移籍、ポドルスキが人脈フル活用で口説き落とした裏話を暴露!上月壮一郎への期待も

この冬にポーランドのグルニク・サブジェからヘントにステップアップを果たした横田大祐。

グルニク・サブジェでは元ドイツ代表ルーカス・ポドルスキに可愛がってもらったが、『WP SportoweFakty』によれば、そもそも横田がラトビアのクラブからポーランドに行けたのもポドルスキのおかげが大きかったとか。

ポドルスキ本人もそれを認めているようで、こう話していたそう。

「大祐が感謝してくれているのは嬉しい。サッカー界では自分の人脈が使えるし、それは移籍でも役に立つ。横田のケースがいい例だ。この話題が出た時、サブジェに連れてこられるかを確かめることにした。

彼のマネージャーであるトーマス・クロートのこともよく知っていたからね。彼とは15年ほどの知り合いなんだ。だから、クロートに電話して、状況を聞いたら、難しいかもしれないと言われた。横田はすでにオーストリアのラインドルフ・アルタッハへの移籍に近づいていたからね。電話番号をもらったので、グルニクとの話し合いを始めたけれど、実際、彼はすでにオーストリアのクラブに片足を突っ込んでいた。

(親友でもあるミロスラフ・クローゼが当時のアルタッハで監督をしていた)その通りだ。ある時、横田から明日の練習試合でプレーした後に(アルタッハと)契約するつもりですと言われた。

でも、彼にプッシュし続けた。グルニクのスタジアムの映像を送って、ファンやスタジアム、ロッカールームの様子を見せた。彼に言ったんだ。もし、アルタッハに移籍したら、降格争いに巻き込まれるぞ。でも、グルニクではいいことがあるかもしれない、大きなスタジアムで大勢のファンの前でプレーできると」

「練習試合の後、友人であるサンドロ・ヴァークナー(現ドイツ代表コーチ)に電話した。彼はアルタッハの対戦相手だったウンターハヒングで監督を務めていた。彼に横田についての意見を聞いたら、WhatsAppに長い分析を送ってくれた。横田がピッチ上で一番よかったことや、いいドリブラーでとても自発的なことも強調していた。それで争奪戦をするだけの価値があるとさらに確信を強めた。

横田はホテルで契約を待っていたが、アルタッハは何かを考え始めていた。つまり契約はなくなり、彼は待っていた。そこでチャンスがあると感じ、彼にうちに来ないかともう一度プッシュし始めた。それがうまくいったんだ」

ポドルスキはほとんど代理人のような役割を果たしており、ラトビアのクラブに支払った3万ユーロ(480万円)の手配にも協力したようだ。

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なお、横田だけでなく、このほどグルニク・サブジェへの移籍が決まった上月壮一郎も、代理人のトーマス・クロート氏が取締役を務める『PRO PROFIL GMBH』がエージェントを務めている。

ポドルスキはその上月については、こう話していたそう(移籍が決まる前の段階)。

「(上月は横田よりもいいプロフィールを持っているが)サッカーのすべてが予測できるわけではない。彼がより優れたプロフィールを持っているという事実は、ポーランドリーグですぐにシーズン10ゴールを決めることを意味するものではない。もし、すべてを予測できたら、自分はエージェントになって何十億ユーロも稼げるはずだ。

彼がチームやシステムにどのようにフィットするか、そしてどのような姿勢で臨むか次第さ。もちろん、ビッグクラブであるシャルケでプレーしたという事実はプラスではある。なぜなら、彼はビッグフットボールや満員のスタジアムなどの雰囲気をすでに知っているからね。もし彼が実際に来たくれたら、横田と同じくらい素晴らしいものになることを願っているよ」

上月も横田のようにポドルスキのもとでブレイクすることになるのだろうか。

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