JR東海道線で“信号違反” 踏切内で乗用車が立ち往生 非常ボタン押されたのに列車止まらず時速95キロメートルで通過 運転士は発覚恐れて報告せず

JR東海は1月24日、大雪の影響で踏切内で乗用車が走行不能となり、非常ボタンが押されて停止信号が表示されたにも関わらず、列車は停止せずに踏切を通過していたことがわかったと発表しました。

JR東海によりますと1月24日、東海道線の穂積駅と大垣駅間の踏切内で大雪により乗用車が走行不能に。JR東海の係員が非常ボタンを押し、停止信号が表示されましたが、列車は停止せずに時速約95キロメートルで踏切を通過したということです。

JR東海は、列車の運転士が大垣駅に到着後の作業内容のメモを確認していたため、停止信号に気づくのが20秒ほど遅れたことが原因だとしています。

乗用車は東海道線の下り線に進入していなかったため、列車と衝突しておらず、乗用車に乗っていた人や列車の乗客にけがはなかったということです。

また、列車の運転士は発覚を恐れて報告しておらず、1月26日に乗用車の運転手からJR東海ホームページの問い合わせフォームに連絡があり、判明したということです。

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