「試合が終わったと…」PK線を最後まで見ずにベンチを後にしたマンチーニ監督が謝罪、韓国との激闘は「選手たちはよくやった」

韓国相手に敗れたマンチーニ監督[写真:Getty Images]

サウジアラビア代表のロベルト・マンチーニ監督が、自身の行動を謝罪。チームを称えた。
【動画】2人目の失敗後、PK戦の途中で席を外すマンチーニ監督…

30日、アジアカップ2023・ラウンド16でサウジアラビアは韓国代表と対戦した。

優勝候補同士の一戦。試合はサウジアラビアペースで進むも、なかなかゴールが生まれない展開に。前半はゴールレスで終える。

しかし後半早々にスコアが動く。左サイドからのパスが流れると、途中出場したばかりのアブドゥラー・ラディフが決め切り先制。その後もサウジアラビアが押していくが、終盤は韓国が猛攻。何度もゴールに迫るがポストに嫌われるなどしてゴールを奪えない。

このままサウジアラビアの勝利かと思われたが、終了間際にドラマ。アディショナルタイム9分にクロスの折り返しをチョ・ギュソンが叩き込み奇跡の同点。延長戦はゴールが生まれないと、PK戦ではサウジアラビアが連続で失敗し韓国が勝利を収めた。

激闘となった中、マンチーニ監督の行動が問題視されることに。PK戦ではサウジアラビアの4人目アブドゥラフマン・ガリーブのシュートがセーブされると、まだ韓国の勝利が決まったわけではないのにベンチを離れてロッカールームへと下がっていた。

マンチーニ監督は自身の行動について「謝罪したい。試合が終わったと思った。誰もリスペクトしていないという意図はなかった」とコメント。止められた時点で敗れたものだと考えたとした。

敗戦となったが、ギリギリまで勝利に近いていたチームを称賛。PK戦での敗戦は仕方ないとした。

「選手全員の尽力に感謝したい。チームはかなり改善されている」

「サッカーでは負けることもあれば、勝つこともある。非常に強いチームと対戦したが、私の選手たちはとてもよく頑張った。 PK戦で負けたが、PK戦は抽選だ」

就任して半年も経っていないがチームは成長。さらに改善していく必要があると語った。

「今、我々はチームだ。我々はこのレベルでプレーしたいので、もっと改善する必要があることは明らかであり、これらのチームに勝ちたいのであれば、もっと努力する必要がある」

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