ドコモの新たな決済サービス「d払いタッチ」店頭で使う時は「d払いで」と言ってはダメ?公式が呼びかけ

ドコモは、29日よりAndroid端末の「d払い」アプリに新たな決済サービス「d払いタッチ」を搭載し、同日より提供を開始した。「d払いタッチ」は全国の「iD」加盟店で利用可能な決済手段として「d払い」アプリからGoogle Payに追加することで、スマートフォンをかざして支払いが可能になる。

【画像】d払い(iD)とd払いタッチの違い

これまで、ドコモの回線契約を持つ顧客が「d払い」アプリから申し込み・設定すると、電話料金合算払いでiD決済が可能な「d払い(iD)」を提供していた。今回提供開始するd払いタッチは、「d払い」アプリからGoogle Payに追加することで、ドコモの回線の利用有無にかかわらず、アプリユーザーは非接触型決済を利用することが可能になる。

今後「d払い」アプリには今回登場する「d払いタッチ」と「d払い(コード決済)」の2つの決済手段が提供されることとなり、コンビニや店頭で使う際に呼称する「d払い」は後者のコード決済を指す。そのため、ドコモはd払いタッチの提供に際し「支払い時に『iDで支払います』とお店の方に伝えてください。『d払いタッチで支払います』とお伝えしないようご注意ください。」と注意を呼びかけており、SNSでは「ややこしい」との意見も見られた。

d払い(iD)との比較

なお、現行の「d払い(iD)」は、昨年10月をもって新規申し込みの受付を停止しており、4月以降サービスの縮小と終了を予定している。支払い方法は、電話料金合算払いからの支払いに加え、dカードやd払い残高からの支払いも可能に。

また、コード決済と同様にdポイントがたまるだけでなく、支払い時にdポイントを利用できるようになるとのことで、今回の「d払いタッチ」のリリースを記念したキャンペーン「d払いタッチ利用で+20%還元キャンペーン」を3月31日まで開催することも決定。先着エントリー10万名限定で、Google Payにd払いタッチを追加し、全国の「iD」加盟店で買物をすると、期間中の買物合計金額の20%のdポイント(期間・用途限定)を進呈するという。

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