JR東が上方修正、コロナ収束で利用者増 1対3の株式分割も

Shinji Kitamura

[東京 31日 ロイター] - 東日本旅客鉄道(JR東日本)は31日、2024年3月期の業績見通しを上方修正し、連結営業利益を前年比2.2倍の3100億円へ引き上げた。新型コロナウイルスの収束で需要が回復、資源価格が想定を下回ったことも寄与する。3月31日時点の株主に1対3の株式分割を実施することも発表した。

売上高の見通しは、同12.7%増の2兆7120億円に上方修正した。運輸収入に加え、駅構内店舗の売り上げも予想以上に伸びた。従来予想は売上高が2兆6960億円、営業利益が2700億円だった。

同社は期末配当予想を1株55円から70円(前期実績は50円)に引き上げた。1株110円で計画していた年間配当は125円(同100円)となる。

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