ヤマハ、ゲームストリーミングオーディオミキサー「ZG02」を発売。オンラインゲームでのコミュニケーションに最適

ヤマハ株式会社は、オンラインでのマルチプレイやゲームプレイ動画の配信を行うクリエイターに必要な機能・サウンドを集約したインターフェースとして、ゲームストリーミングオーディオミキサー「ZG02」を発売した。希望小売価格は税込23,100円。

同社は、オンラインゲームやライブストリーミング市場の拡大に合わせ、ゲームプレイ動画の配信やボイスチャットを使ったオンラインゲームのプレイに最適なインターフェースとして、2022年6月に「ZG01」を発売した。

今回発売するZG02は、プレイヤー人口が多く、対戦アクションからシューティング、レースゲームなどジャンルも多様化しているオンラインマルチプレイゲームを対象に、「スクワッド(チームメイト)とのコミュニケーションに必要な機能」を優先して最適化を行ったゲームストリーミングオーディオミキサーだという。

ZG01と同様に、独立した各ツマミによる直感的な操作を採用し、独自の音声処理技術も搭載。サイズは、HDMI端子非搭載や操作部を厳選したことで「ZG01」よりコンパクトになり、かつリーズナブルな価格も実現している。さらに、専用アプリケーション「ZG Controller」を併せて活用すれば、ZG02の一部機能が追加使用できるだけでなく、ゲーム配信音声の音量バランスをリアルタイムに調整可能な「リンク機能」も追加される。

加えて、Elgato社の提供するプラグインにも対応。ZG02と同社の多用途コントロールデバイス「STREAM DECK」を使えば、本機で非搭載のゲーム/マイクエフェクトのボタンを「STREAM DECK」側に割り当てるなど、複数のエフェクトを使い分けることができる。

スクワッドとのチームコミュニケーションに最適化

ZG02は、「スクワッドとのコミュニケーション」に最適化されたゲームストリーミングミキサーだ。プレイヤー自身が欲しい音、チームメイトに届けたい音、オーディエンスに届けたい音を簡単操作でコントロールし、ゲームプレイや配信をさらに楽しい体験に導くとしている。

3つのノブで、必要な音声を直感的にコントロール

ゲームマッチの勝敗に影響する3つの音:「プレイヤー自身のボイス」「スクワッドのボイス」「ゲームの音声」を物理ノブで直感的にコントロール。自分が欲しい音声、相手に届けたい音声をリアルタイムでミックスして調整し、常に最適な音量バランスでプレイヤーを支援する。

欲しい音を瞬時に呼び出す、多彩なエフェクトのプリセットボタン

ZG02では、3種類のエフェクトを瞬時に起動できるプリセットボタンを搭載している。「プレイヤー自身のボイス」に対するエフェクト、「ゲームの音声」に対するエフェクト、そして配信を盛り上げる「効果音」の3種類。

自身の声をもっとクリアな音質で届けたい、ゲーム中の音声を聞き取りやすくしたいなど、スクワッドとのコミュニケーションや、ゲームを有利に進めるためのエフェクトを自分で作成、設定することができます。また、ヤマハが用意している音声のプリセットから、自分が必要なエフェクトを設定することも可能。

お気に入りのヘッドセットやマイクを接続

ZG02は、コンボジャックと3.5mmミニ端子によるマイク接続をサポートしている。また、ヘッドセット、コンデンサーマイクといったゲーマー・ストリーマーに人気の機材をベースに最適なマイクのゲインレベルを3段階で設定しているため、難しい音量調整は不要だという。長時間のヘッドホンリスニングに疲れた場合には、ワンタッチでスピーカー接続に変更することもできる。

コンパクトで手頃

ゲーマーやストリーマーのデスクには、PC、ゲーム機、キーボード、マウス、コントローラー、ビデオキャプチャーなど、快適なゲームライフに必要な機材があふれている。ZG02は、個人ユース向けの一般的なミキサーと比べても、デスクの上を圧迫しないコンパクトなサイズを実現。いつも通りの機材レイアウトに追加設置するだけで、ゲームライフに理想的なサウンドを追加できるとしている。

接続は、USB Type-CでPCとつなぐ、もしくはゲーム機・電源(市販のアダプターを使用)につなぐだけよく、ゲーマーだけでなく、これからストリーマーとしても活動を検討したい方に向けたモデルとして最適だという。

パワーアップした専用アプリケーション「ZG Controller」

ZG01と同様に、専用アプリケーション「ZG Controller」を使って音量や各種エフェクトの設定を細かく編集できる。また、ZG02から新しく追加された「リンク機能」をオンにすれば、配信中の音量をリアルタイムに調整することが、「ZG Controller」上ではなく『ZG02』のツマミを使っての操作で可能になる。さらに「STREAM DECK(Elgato社製)」との互換性も追加される。

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