万博「行きたい」、33%に減少 2年連続下落、大阪府・市調査

昨年11月の前売り入場券販売開始に合わせて大阪市内に掲げられたメッセージ付きフラッグ=31日午後

 2025年大阪・関西万博を巡り大阪府と大阪市が実施したアンケートで、万博に行きたいと答えた人の割合が1年前の調査から7.4ポイント減少し、33.8%となったことが分かった。関係者が31日、明らかにした。下落は2年連続。府内に限ると36.9%で、23年度の目標値55.0%を大きく下回った。

 インターネット上で、府内4千人と府外2千人を対象にした。開催費用膨張に伴う国民負担増をはじめ、批判が相次ぐ情勢を反映したとみられる。吉村洋文知事は国民の関心向上について、記者会見で「展示内容が具体化すれば状況は変わる」と述べた。

 昨年12月に実施した。

大阪市役所に設置されている万博公式キャラクター「ミャクミャク」のモニュメント=31日午後

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