2023年秋、仕事で生まれて初めてポーランドに行きました。ポーランドといって、何を思い浮かべます？ 負の世界遺産として知られるアウシュビッツでしょうか。それともポーランドが誇る世界的な作曲家、フレデリック・ショパン？ （恥ずかしながら今回初めて知ったのですが）ポーランドは、コペルニクスやキュリー夫人を輩出した国でもあるのです。
で、実際に行ってみたら、ポーランド料理も美味しいし街並みもステキ！ すっかりファンになってしまいました。そして、旅の最後に訪れた首都ワルシャワで、愛犬家、とくに、私のようなダックス好きが狂喜乱舞する、ナイスなバーを見つけてしまったので、ぜひご紹介させてください。
今回、ワルシャワで泊まったのは、「ホテルブリストル，ラグジュアリーコレクションホテル，ワルシャワ（Hotel Bristol, A Luxury Collection Hotel, Warsaw）」（以降、ホテルブリストル）。1901年、ポーランドが誇るピアニストで政治家のイグナツィ・ヤン・パデレフスキによって創業されました（ちなみに、創業者のパデレフスキはのちにポーランドの首相に就任しています）。
以来、同ホテルは、エリザベス女王、J.F.ケネディ、ボブ・ディラン、ウディ・アレン、ビル・ゲイツなど、海外からのVIPをもてなしてきました。日本でいうと、帝国ホテル的な存在でしょうか？
ホテルは旧市街の歴史あるロイヤルルート沿いにあり、大統領宮殿に隣接。ショパン博物館、ワルシャワ王宮、ワルシャワ大劇場なども徒歩圏内とロケーションも抜群！ 20世紀後半に大規模なリノベーションを行っていますが、内装は優雅なアールデコ様式です。レトロなエレベーターがあるなと思ったら創業時代から活躍しているものだとか。もちろん今も現役です。20世紀初頭に建てられたネオ・ルネッサンス様式の外観も圧倒的な存在感です。
客室もステキだったし、サービスも洗練されています。宿泊費はもちろんお安くはありませんが、ヨーロッパの中では物価が安価なポーランド、手の届く範囲です。今、ホテル予約サイトで調べたところ、2024年1月の平日の料金で、いちばんスタンダードの部屋で1室25,000円ほど。全然ありかと！
すみません、つい熱弁をふるってしまいましたが、今回はバーのお話です。ホテルのエントランスを入った、すぐ左に位置する「レーンズ ジン バー（Lane’s Gin Bar）」が、とーってもステキだったのです。
ディナーに行く前にアペリティフでもいただこうかなと入店したところ、ダックスフンドの像を発見！ か、かわいい。うちのケリーみたい（違います）。早速、へたくそな英語でバーテンダーに尋ねてみたところ、同バーのオーナーのレーンさんの相棒のスタンリーが、ブラックタンのダックスフンドなのだとか。「飼っている」ではなく、「相棒」と表現するところにもグッときました（笑）。
ダックスの像は2つあるそうです。そして、ダックスをモチーフにしたイラストも（笑）。レーンさん、愛すべき親ばかです。ぜひ一度、ダックス談義をしてみたいなあ。
お酒も美味しかったですよ。店名のとおり、ワルシャワでもトップクラスのジンを取りそろえています。バーテンダーのおすすめに従い、通常はアメリカのライ・ウイスキーを使う「オールドファッション」を、ジンで作ったものをいただきました。自家製の、松の新芽のシロップを使ったカクテルもあるそうで、こちらも気になるところです。随所にスタンリーちゃんもいるし（像やイラストですが（笑））、独創性あふれるカクテルも美味。家の近くにあったら夜な夜な通ってしまいそうです。また行きたいなあ、ポーランド！
最後に、ポーランドで遭遇した、わんこ関連の画像をいくつかアップします。じつは今回は私のへなちょこ写真ではなく、ツアーをご一緒したカメラマンの升谷玲子さんに写真を借用しています（いつもよりずっと写真のクオリティが高いのはそのため。今回のツアー以外で撮影されたわんこ写真も入っています）。
わんこ関連で特に印象的だったのは、再開発が進み、“ワルシャワのソーホー”とも呼ばれるプラガ地区に誕生した「ネオンミュージアム」。1960年代、70年代のものを中心に、ポーランド全土から集められたネオン広告を紹介する、小さいながらも映えまくりの美術館なのですが、コチラ。わんこも入場できるんですって。私が訪れた時はわんこ連れのゲストはいませんでしたが、わんこと一緒にステキな映え写真が撮れそうですよ！ あ、この「ネオンミュージアム」の内観と案内板の2点の写真だけ私がスマフォ撮影したものです！
■ホテルブリストル、ラグジュアリーコレクションホテル、ワルシャワ
■ネオンミュージアム
