パナソニック コネクト、「KAIROS」の新オプション「SDI入出力ボード」発売と最新ソフトウェア1.6を3月提供[ISE 2024]

パナソニック コネクト株式会社は、業務用ライブ映像制作・配信システム「IT/IPプラットフォームKAIROS」の新しいオプション商品「SDI入出力ボード AT-KC20M1G」

を、2024年2月5日より発売する。

また、新しいオプションソフトウェア「Kairos Core Manager AT-SFCM10G」を、2024年3月まで(2023年度第4四半期中)に発売する。各製品の希望小売価格は以下の通り。

  • SDI入出力ボード AT-KC20M1G:税込1,254,000円
  • Kairos Core Manager AT-SFCM10G:税込605,000円

さらにソフトウェア「バージョン1.6」を、2024年3月まで(2023年度第4四半期中)に提供(無償)する。

「SDI入出力ボード」を装着することにより、SDIでの入出力をHD/FHD時最大48入出力分

増やすことができるほか、バージョンアップにより新たな機能が追加されており、利用者それぞれの運用環境・撮影環境に適した、より自由な映像制作をサポートする。

「SDI入出力ボード AT-KC20M1G」は、メインフレームKairos Core 200/2000(AT-KC200T/2000T/2000TS1)に対応し、ソフトウェアのバージョンを1.6にアップデートして使用可能。

ボード1枚につき12本のSDI端子(マイクロBNC端子、入力端子8本・出力端子4本)があり、最大4枚まで

メインフレームの背面に装着することができる。

これにより、第二世代のKAIROSのメインフレームでSDIでの多数の映像の入出力を、外部コンバータを用いずに行え、利用者の用途と運用環境に応じた、より自由な映像制作を可能にする。

そのほか、ソフトウェアを「バージョン1.6」にアップデートすることで、新たなパラメーターが追加され、より使いやすくなったカラーコレクション機能や複数ユーザー管理機能を使用できる。

他にも、内蔵クリッププレイヤーでのSRT/RTP/RTSP

/RTMPでの入出力の録画・保存・再生のサポート機能など、多くの機能を充実している。

また、2023年度第4四半期に提供を開始する新しいオプションソフトウェア「Kairos Core Manager AT-SFCM10G」は、複数台のKairos Core間でのプロダクションファイルなどのバックアップ、クリップなどメディアの同期、データの移動のサポートが可能になる。

2台以下のKairos Coreで使用する場合は無償で使用できる。

もし使用しているKairos Coreがダウンしたとしても、バックアップ用の他のKairos Coreとの入替操作を行うことができる。

既に対応しているネットワークリダンダンシーの確保に加えて、Kairos Coreのバックアップも確保することで、より安心してKAIROSを使用した映像制作が可能である。

KAIROS バージョン1.6詳細

対応商品

  • メインフレーム:Kairos Core 2000(AT-KC2000T/KC2000TS1)、Kairos Core 200(AT-KC200T)、Kairos Core 1000(AT-KC1000T)、Kairos Core 100(AT-KC100T)
  • ソフトウェア:Kairos Creator(AT-SFC10G)、タッチコントロールパネルソフトウェア(AT-SFTC10G)
  • コントロールパネル:Kairos Control Panel(AT-KC10C1、AT-KC10C2)

主な機能

  • 新商品SDI入出力ボード AT-KC20M1Gに対応
  • カラーコレクション機能が向上
  • ユーザー管理機能を追加
  • ストリーミングREC機能

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