3月のマイアミ・オープンで車いすテニス部門がスタート。大会ディレクターには国枝慎吾が就任

グランドスラムに次ぐグレードの大会で車いすテニス、ピックルボールの大会がスタート

3月17日から31日まで開催される「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ATPマスターズ1000、WTA1000)は、今年から車いすテニスとピックルボールの大会をスタートすることを発表。車いすテニスの大会ディレクターには、グランドスラム単複通算50度の優勝を誇る国枝慎吾が務めることとなる。

同大会は、グランドスラムに次ぐグレードであるATPマスターズ1000、WTA1000という世界最高峰の大会。現状、男女ツアー大会とともに車いすテニスが行われる大会は、グランドスラム以外では2月の「ABNアムロ・オープン」(オランダ・ロッテルダム)や日本で開催される「木下グループジャパン・オープン」と少ないが、同大会は今年から車いすテニスと人気沸騰中のピックルボールの大会が行うこととした。

大会期間中の26日から28日に行われる車いすテニスの部で大会ディレクターを務めるのは、パラリンピックで4個の金メダルとシングルスでグランドスラムを28度制し、昨年1月に世界ランク1位のまま引退した国枝。同大会には、国枝とともにしのぎを削り、ともに世界の頂点を経験しているグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン/同3位)とゴードン・リード(イギリス/同5位)の出場がすでに決定している。

また、2021年に発足したメジャーリーグ・ピックルボール(MLP)の大会は27日~29日に実施。世界トッププレーヤーによるプロアマ大会とトーナメント、エキジビションマッチなどが行われる。

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