香川県独立の父・中野武営の銅像 10月6日に除幕式 玉藻公園を無料開放し記念イベントも

「香川県独立の父」と呼ばれる政治家、実業家の中野武営の銅像の除幕式が、2024年10月6日に高松市の玉藻公園で行われることになりました。

明治から大正にかけ、政治家、実業家として活躍した中野武営は、廃藩置県後、徳島県や愛媛県に併合されていた香川県の独立に尽力しました。

その功績を県民らにもっと広く知ってもらおうと、顕彰会が銅像の設置を計画し、3500万円を超える募金が集まりました。

銅像は、県の文化功労者で彫刻家の池川直さんが制作を進めていて、この夏には完成予定です。

高さが2mほどあり、中野武営が前に進んでゆく両手を広げた様子を表現しています。

銅像は玉藻公園西側の芝生広場に設置され、武営の命日の2日前、10月6日に除幕式を行います。この日は玉藻公園を無料開放し、さまざまな記念イベントを行う予定です。

(中野武営顕彰会/佐伯勉 会長)
「(現在、武営のことを)5割くらいの人が知ってくれたらいいと思っているのが、(銅像によって)これから4、5年後には100%の人が知っているというふうな形に変わってくれれば大成功」

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