自民・安倍派所属の石井正弘参院議員が収支報告書を訂正 2015年~17年にも198万円還流

自民党の議員が派閥の政治資金パーティーの販売ノルマ超過分の「キックバック(還流)」を受けていた問題です。安倍派所属の石井正弘参院議員(岡山選挙区選出)が代表を務める政治団体が収支報告書を訂正し、31日、岡山県選挙管理委員会に提出しました。
2018年から22年までの5年間で還流を受けたと明らかにしていた378万円に加え、派閥に入会した2015年から17年の3年間に198万円も受け取り、収支報告書に不記載だったことが新たに分かりました。

石井議員の事務所によると、自身の選挙があった2019年のみ、派閥パーティー券の販売ノルマ超過分だけではなく、販売した全額にあたる132万円の還流を受けていました。いずれも別口座を開設して東京事務所で分離保管し、一切使っていないとしています。

事務所によると、収支報告書の不記載額のうち2015年から18年までついては「繰越金」として、2019年以降については「寄付収入」として総額576万円を訂正したということです

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