大韓・アシアナ統合承認、公取委 米・EUの審査残る

 【ソウル共同】韓国航空業界トップの大韓航空による同2位のアシアナ航空の買収を巡り、日本の公正取引委員会は31日、統合計画を承認したことを明らかにした。大韓航空によると、14カ国・地域で競争当局の審査を受ける必要があるが、日本の承認により、残るのは米国と欧州連合(EU)のみとなった。

 大韓航空は競争の制限が懸念される7路線について、空港の発着枠を他社に譲渡するなどの措置を提案。公取委は、それらの実行を前提とすれば競争が妨げられる恐れはないと判断し、排除措置命令を行わないことを同社に通知した。

 大韓航空は2020年、新型コロナウイルス禍に伴う航空業界の業績低迷を背景に、買収計画を発表した。

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