【最新版】横浜中華街の肉まん、どこが一番おいしい?ハズレなしのおすすめ6種を正直食べ比べ!

横浜中華街といえば、なんと言っても肉まんです

その賑やかな雰囲気にワクワクする横浜中華街。

あちこちのお店の店頭では、日本のものよりも一回りも二回りも大きい肉まんやあんまんの湯気が上がっており、つい食べ歩きたくなります。また、目当てのレストランで美味しい中華料理を食べた後も、なんだか名残惜しくて、お土産に肉まんを買って帰りたくなることもあります。

しかし、ここで悩ましい問題も。

横浜中華街では、各店で肉まんを販売していますが、価格も中身も実はまるで違います。「どこの店が、どんな味わいなのか」は何度も食べ比べてみないと把握できないものでもあり、この点でつい迷ってしまう人も多そうです。

そこで今回はここ横浜中華街で人気の高い店の肉まん、メディアなどではあまり語られないものの、通の間で人気が高い肉まんを6種ピックアップ。それぞれの特徴に迫りつつ食べ比べしながらご紹介します。

【全ての写真】断面ほか「中華街の肉まん比較」画像ギャラリー

横浜中華街で食べるべき!おすすめ肉まん6選

【江戸清】『ブタまん』(税込600円)は、具沢山でもあっさり上品。女性にオススメの味わい

豚肉と野菜類がたっぷり。でも、上品な味わいなので女性にも◎

まず最初は中華街大通りで、屈指の「肉まん推し」の店「江戸清」の肉まんをいただきます。

『ブタまん』という名前と、他店に負けない大ぶりのビジュアルに、女性は食べるのにやや臆するかもしれません。

しかし、こちらの肉まん、確かに大ぶりで中の具もたっぷり入った一品なのですが、味付けが上品でどことなくヘルシーにも感じるもの。女性には特にオススメしたい肉まんです。

食べ始めから食べ終わりまで飽きることなくずっと美味しくいただけるというバランスの良さはまさに優等生的肉まんと言って良いでしょう。

この『ブタまん』以外にもさまざまな派生肉まんがあるのも「江戸清」の特徴。食べ歩きはもちろん、お土産の購入にもオススメのお店ですよ。

「江戸清」中華街本店

住所:神奈川県横浜市中区山下町192

営業時間:月~金=10:30~19:30、土=10:30~20:00、日=10:30~19:30

【華正楼】『肉まん』(税込545円)は、「横浜中華街イチ」とあちこちから評価を受ける絶品ぶり!

この餡がプリップリで食べ応え十分!

続いては「江戸清」とも程近い、中華街大通りの高級店「華正樓」の肉まんをいただきます。

「華正樓」では、食べ歩き用の肉まんは用意しておらず、「華正樓」横浜中華街新館売店というお店で購入できるお土産オンリーなわけですが、これが絶品で購入するだけに長蛇の列ができることもあります。

それもそのはず、グルメメディアやグルメライターの間で「華正樓」の『肉まん』は「横浜中華街イチ」だとたびたびレビューされており、その味を目当てにお土産に買って行く人が後を絶たないからです。

実際にお土産として購入し、自宅でふかしていただきましたが、肉をメインにしたたっぷりに具はプリッとした食感で、きめ細かくほのかな甘さを感じる生地ともベストマッチ。確かに「華正樓」の『肉まん』の別格ぶりを強く感じます。

自宅用・自分用にゲットするのももちろん良いですが、大切な人への贈答にもピッタリ。それほどにハイレベルな味わいを楽しめるのが「華正樓」の『肉まん』だと思いました。

「華正楼」横浜中華街新館売店

住所:神奈川県横浜市中区山下町164

営業時間:日~金・祝=10:00~21:30、土=10:00~22:00

【金陵】『焼豚まん』(税込300円)は、「焼豚の名店」ならではのレアな味わい

名店の焼豚を肉まんで味わえます!

続いては、「横浜中華街通」の間で絶大な支持を受ける焼豚の名店、「金陵」の『焼豚まん』をいただきます。

こちらのお店、前述の「江戸清」や「華正楼」に比べれば小さいお店ですが、焼豚を始めとした中華式焼き物惣菜では横浜中華街屈指の支持を集めており、日本の大晦日前後や、中華式の旧正月の前後には「購入にありつけるまで2時間待ち」となることもあるほどのカリスマ店です。

この「金陵」にはお土産専用の独自の肉まんを販売しており、それが『焼豚まん』というもの。1個あたり300円(税込)と比較的安い価格設定で、小ぶりな肉まんではありますが、あの絶大な支持を誇る焼豚が餡に採用されており、これがまた絶品。

甘辛く濃厚な味わいは、ふわっとした生地ともよく合います。これもまたぜひともお土産にゲットしてほしい肉まんだと思いました。

「金陵」

住所:神奈川県横浜市中区山下町131

営業時間:火~日=11:40〜19:00(売り切れ次第終了)

【頂好食品】『肉まん』(税込250円)は、コスパ&味わいでは横浜中華街イチ!

コスパと味わいでは横浜中華街イチかも?

続いては、横浜中華街の関帝廟通りと市場通りの角にある中華惣菜店「頂好食品」の『肉まん』をいただきます。

この「頂好食品」、横浜中華街では数少ない「中華惣菜専門店」として知られており、地元住民や中華街通の間では「お土産の定番の店」として知られています。

店頭には、さまざまな中華惣菜、中華菓子などが並んでいますが、もちろん肉まんも主力商品。さまざまな種類の肉まんがありますが、一番シンプルな『肉まん』はなんと1個あたり250円というコストパフォーマンスの良さを実現(お土産は5個セットから)。

この価格にして、味わいは中華街大通りに構える高級店にも負けない味わいで、肉、筍、しいたけといった素材の食感の楽しさも素晴らしく、筆者個人的にはコスパと味わい双方を合わせて考えれば横浜中華街で一番美味しい肉まんだと思います。

「頂好食品」

住所:神奈川県横浜市中区山下町137

営業時間:10:00〜21:00(不定休)

【四五六菜館】『肉まん』360円(税込)は、包む系に自信ありの名店の贅沢肉まん

豊かな食感と合わせて肉感強めで食べ応えあり!

続いては、横浜中華街に複数の店舗を持つ名店中の名店「四五六菜館」の『肉まん』をいただきます。かつて、この「四五六菜館」の店頭では「し、ご、ろく! し、ご、ろく! し、ご、ろくシウマイ〜♪」というオリジナルの歌が流れていましたが、その通り「包み系」料理の評価が高く、もちろん肉まんも支持が厚い一品。

複数ある「四五六菜館」の別館店頭では、テイクアウト惣菜を複数販売しており、こちらで肉まんを購入することができます。

その名もズバリの『肉まん』は3個セットで1080円(税込)。1個あたり360円(税込)となるわけですが、この低価格に対して肉まんの餡はボリュームたっぷり。やや濃いめの味付けと肉感多めのパンチがヤミツキになります。

長きにわたって培われた「四五六菜館」の深い味わいの肉まんもまた、食べ逃しなきようオススメしたい一品です。

「四五六菜館」別館

住所:横浜市中区山下町202-1

営業時間:月〜金=11:30~21:00、土=11:00~22:00、日・祝=11:00〜21:00(いずれもテイクアウト受付時間)

【萬珍楼】『肉饅』450円(税込)は、まさに肉まんの優等生。130年培われた味わいもまた外せない

まさに肉まんの優等生とも呼ぶべき一品です

そして最後に、130年以上の歴史を持つ超老舗であり横浜中華街を象徴する名店「萬珍楼」の肉まんをいただきます。中華街大通りには、前述の「華正楼」をはじめいくつかの高級店がありますが、「萬珍楼」はその筆頭です。

その歴史の重さや高級感の一で、お土産限定の肉まんは意外と低価格。1個450円で購入することができます。

一方、その味は一級品。豊かな小麦感と甘さを感じる生地に包まれた風味高い餡が渾然一体となり、まさに優等生的な味わいです。

「華正楼」と比較されがちな「萬珍楼」の肉まんですが、どちらも甲乙つけがたい一方、比較的上品な味わいを望む人、よりコストパフォーマンスを求める人には「萬珍楼」もオススメです。

「萬珍楼」売店 中華街大通り店

住所:神奈川県横浜市中区山下町153

営業時間:火〜日=11:00~21:30

コスパと味双方を望むなら『頂好食品』、価格にこだわらないなら『華正楼』がオススメ!

というわけで、ここまで横浜中華街の人気店、中華街通のみが知るレア店それぞれ6種の肉まんをいただきましたが、どの店も本当に甲乙つけがたく、どの味もどこかに優位性があり、いずれも絶品揃いでした。

そんな中でベストを選ぶとした場合、コストパフォーマンスと味わいの両方を満たす肉まんを食べたい場合は『頂好食品』がベストです。庶民的な雰囲気ではありますが、大満足の肉まんを口にできることでしょう。

他方、価格にこだわらない場合はやはり『華正楼』の肉まんがベストです。他の各店の肉まんと比べても、食感・味わい・ヤミツキ感が抜きん出ており、こちらもまた絶対に外すことができない肉まんだと思いました。

さて、あなたはどの店の肉まんが気になりましたでしょうか。ぜひ本記事を参考に、あなた好みの肉まんをゲットしてくださいね。

(うまい肉/ 松田 義人(deco))

© ぴあ朝日ネクストスコープ株式会社