「お金の管理に役立つと思う」資格は?1位は生活に密着しているあの資格。ムダをなくす参考になるランキング

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学研ホールディングス(HD)は1月30日、資格取得の情報提供サイト「資格Times」による「家計管理に役立つと思う資格ランキング」の結果を発表した。

アンケートは20代〜50代の社会人1114人を対象に、1月8日から15日にオンラインで行われた。複数回答。

家計の管理に役立つと思う資格は?

5位は相続手続きなどの知識が学べる「相続アドバイザー」(121人)。銀行業務検定協会やNPO法人相続アドバイザー協議会が実施している民間資格だ。

取得したい理由として、「長期的な視点で家計の資産管理を行うにあたり役立つと思う」「今後自分や家族に起こりうる相続問題の知識を持つことができる」などがあがった。

4位は年金について基礎知識から学べる「年金アドバイザー」(183人)。銀行業務検定協会の資格で、上級になると金融機関の窓口業務に対応できるぐらいまで知識を深めることができる。

金融機関に勤めていなくても、受けられる。

取得したい理由として、「年金はどんな家庭でも必ず発生する。この制度をいかに利用するかは家計において意義がある」「年金はみんなに関わることだが、資料や定期便を見てもわかりにくい。制度を知っていれば、一番お得なもらい方を学べる」などの声があった。

3位は家計を見渡してムダをなくす「家計整理アドバイザー」(320人)。日本ホームアドバイザー協会が実施する民間資格だ。同協会は「モノとお金を整理することで、家計のムリ・ムダをなくし、生涯にわたって豊かな暮らしを実感できる仕組みづくり」につながると説明している。

取得したい理由として、「無理なく日常生活の中でも取り入れられ、家計に役立ちそう」「家庭での出費や貯蓄をしっかりと無駄なく計画整理出来るから」などの声が聞かれた。

2位は企業の経理部門などでも役立つ「簿記」(405人)。経営について分析できる能力があることを証明するもので、自分で資産を運用していく上でも役立ちそうだ。

取得したい理由として、「家計の支出や収入の把握は大事。簿記を用いることで無駄を省き、将来の計画も立てやすくなる」「簿記に出てくる勘定科目の知識が家計簿の管理にも使えるので、無駄な出費の削減や貯金の増加につながる」と個人の暮らしに応用したいという声が聞かれた。

家計の管理の役立つと思う資格1位は、「FP(ファイナンシャルプランナー)」(811人)だった。

FPは暮らしとお金にまつわるプロ。家計にかかわる金融、税制、保険、住宅ローン、不動産、教育資金、年金制度など幅広い知識を身につけることができる。

取得したい理由として、「保険や年金、資産運用など、生活に密着していることについて幅広くアドバイスできる」「金融、相続、税制、保険、投資などの人生で関わるお金のことについて、基本的なことが学べる」などが上がり、家計管理に役立つと考える人が多いことがうかがえる。

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