和歌山の雑賀技研「AI×IoTサイカ塾」4月開講へ・受講者募集

和歌山市の雑賀()(さいか)技術研究所は、技術系を目指す高校生・大学生・高専生や、若手の社会人技術者を対象に、AI・人工知能やIT機器を活用した様々な技術を研究してもらう無償のデジタル教室「AI×IoT()サイカ塾」を4月に開講することになり、第1期生を募集します。

記者発表で塾生を募集する「AI×IoTサイカ塾」の一行(1月31日・和歌山市役所)

これは、この春、創立61年目を迎える雑賀技術研究所による公益事業で、近年、人材不足が課題となっている中小企業の専門技術者を育成し、将来の経済や地域の発展につなげようと、外部の専門家が講師となって、4月から1年間かけて、AIやIoT技術の基礎から研究発表まで無償で指導するものです。

AI技術を利用した画像認識システムのデモンストレーション

募集対象は、ことし(2024年)4月2日現在で15歳以上の高校生・大学生・高専生や社会人などで、技術者や理工系志望で、特にAIやIoTに興味があり、将来的に地域の経済や発展に技術を活かしたいと希望している人なら、誰でも応募可能です。受講料は無料で、定員は15人程度です。

応募はあす(2月1日)から2月29日まで、サイカ塾の専用サイトで受け付けていて、3月に行われる書類選考と筆記・面接試験を経て、合格者は3月24日に入塾し、4月から1年間受講します。

AI×IoTサイカ塾の中西事務局長

中西豊()(なかにし・ゆたか)事務局長は「AI技術をどのように中小企業の事業に活かすのかを、具体的にイメージ出来ていないところは案外多いと思うが、サイカ塾で育った創造性や発想力のある若い技術者が加わることで、和歌山の産業発展や地域課題の解決に役立つことをめざす」と語り、多くの応募を求めています。

AI×IoTサイカ塾の応募方法など、詳しくは専用のウェブサイトで公開しています。

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