政府は31日の持ち回り閣議で、自民党安倍派の小森卓郎総務政務官（衆院石川1区）と加藤竜祥国土交通兼内閣府兼復興政務官（同長崎2区）の辞任を決定した。両氏は、安倍派の政治資金パーティーの還流を政治資金収支報告書に記載していなかったとして辞表を提出。事実上の更迭となる。小森氏の後任に岸田派の西田昭二衆院議員（石川3区）、加藤氏の後任には二階派の尾崎正直衆院議員（高知2区）を充てた。
岸田文雄首相は、不記載が判明した両氏が職にとどまれば国会審議に影響が出ると判断、交代を決めた。解散を決めている安倍派は2月1日、最後の議員総会を開き幹部が今後の手続きを説明する。
